2017.06.06 公開


最新シングル『Dead End in Tokyo』を携えたMAN WITH A MISSIONの全国ツアーの追加公演「”Dead End in Tokyo Tour“ EXTRA SHOWS」のファイナルが、新木場STUDIO COASTで行なわれた。

スペシャル・ゲストとして、6年ぶり(単独としては9年ぶり)の来日を果たしたJIMMY EAT WORLDを迎えてのツーマンは、終始、満員の観客による歓声が響き渡る熱い一夜となった。



 

MAN WITH A MISSIONがJIMMY EAT WORLDを迎えて行ったツアーにて8,000人のファンが熱狂!  画像 2/7
まずステージに登場したのは、2016年10月に、メジャー・デビュー20周年記念作となる9thアルバム『INTEGRITY BLUES』をリリースしたJIMMY EAT WORLD。 今回のステージでは対バン形式ということもあって、新作中心というよりは新旧の曲を楽しめるセットリストとなった。

MAN WITH A MISSIONのファンで埋め尽くされた会場は、彼らにとってはアウェイかと思われたが、頭から大きな歓声がわき、手拍子が広がっていった。

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貪欲に音に食らいついてくる観客を、ドライブ感溢れるアンサブルで揺さぶり、『Work』や『Lucky Denver Mint』といったまさにJIMMY EAT WORLD節たるグッド・メロディの曲では、グッと熱いコブシをふるわせていく。

ラストはヒットチューンの『Sweetness』と『The Middle』でシンガロングを巻き起こしステージを後にしたJIMMY EAT WORLD。 ファンに長く愛されてきた曲たちの連投に、フロアの熱気もさらに高くなっていった



 

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SEが鳴り響くなか、大歓声に迎えられたMAN WITH A MISSIONは、 ジャン・ケン・ジョニー(Gt&Vo)の「東京ノ皆サマ、オ久シブリデゴザイマス──カカッテコイヤ!」の声で、 『Get Off of My Way』そして『Hey Now』とフロアを一斉にジャンプさせ、会場を揺るがしていく。

ジャン・ケン・ジョニーは、(単独で)9年ぶりの来日を果たしたJIMMY EAT WORLDが、日本のライブキッズの熱さに興奮していたと語り、 「デモ、マダマダソンナモンジャナイ。世界デ一番、ロックガ盛リ上ガッテイルノハ日本ダッテコトヲ見セテヤロウ」と、『evils fall』『database』とを連投。 ベースのカミカゼ・ボーイはステージを駆け巡り、DJサンタモニカもブースを離れ、ステージ先端でフロアの熱狂を指揮していく。

冒頭からこのスピードで大丈夫かという飛ばしっぷりだが、こちらの心配などおかまいなしで『Give it Away』で攻撃的に加速。 アグレッシヴなアンサンブルを、トーキョー・タナカがパワフルなヴォーカルとジャン・ケン・ジョニーのラップとで増幅させる。



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『distance』では、もうもうと湯気が立ち上っている熱気に満ちたフロアに、DJサンタモニカが体を投げ出し、カミカゼ・ボーイもまた観客に体を支えられながらベースプレイ。 前半にして、何度もクライマックスを更新していくプレイで、かつ凄まじく楽しい空間を生み出していった。

後半戦を前に、小ネタ感満載の“Mission Movie”が流れ、笑いとともに観客が一呼吸つけたところで、後半はさらに『NEVER FxxKIN’ MIND THE RULES』から縦横無尽の自由なサウンドでスタート。 ドライブ感のあるスペア・リブ(Dr)のドラミングがフロアをかき回し、『Smells Like Teen Spirit』のギターリフが響きわたると、歓声もまた大きくうねる。

バンドのテンションも高いが、迎え撃つ観客のパワーもまた圧倒的だ。2016年末のAIR JAM 2016でのHi-STANDARDとの共演や、この春のBAD RELIGIONや今回のJIMMY EAT WORLDと、自分たちにとって憧れのバンドと共演できたことをジャン・ケン・ジョニーは「エモい」と語り、 2017年で7年を迎えたMAN WITH A MISSIONについて、通ってきた道は楽しいことばかりではなく虐げられたり、辛酸も味わったことも多々あると、振り返った。

そして自分たちをなめていたやつらを見返してやろう、一緒に頑張ろうとMCで語った。バンドの姿勢、好きな音楽や方法論を曲げることなく突き進んできた、その自信がサウンドのスケール感や強靭さとなった。



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後半に披露された新曲『Dog Days』や『Raise your flag』での爆発力には凄みが加わり、キラーチューン『FLY AGAIN』で会場をぎゅっと一体化していくそのバンドの握力は、たくましくも暖かい。 そして、また次のステージで必ず会おうと、『Dead End in Tokyo』で約3ヶ月にわたったツアーを締めくくった。

アンコールでは6月14日リリースの映像作品『狼大全集V』のスペシャルなダイジェストが公開され、 また2017年9月には今回共演したJIMMY EAT WORLDとともにアメリカ・ツアーを行なうことも発表された。 

狼たちの進化はまだまだ続いていく。そのいい余韻がある一夜となった。



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【セットリスト】

JIMMY EAT WORLD
1.Bleed American
2. Get Right
3. Get It Faster
4. Pain
5. Work
6. Lucy Denver Mint
7. Big Casino
8. Praise Chorus
9. Authority Song
10. Sure And Certain
11. Sweetness
12. Middle

MAN WITH A MISSION
1.Get Off of My Way
2. Hey Now
3. evils fall
4. database
5. Give it Away
6. Brave It Out
7. distance
8. NEVER FxxKIN’ MIND THE RULES
9. Smells Like Teen
Spirit (Short ver)
10. Dog Days
11. Raise your flag
12. FLY AGAIN
13. Dead End in Tokyo

-Encore-
14. Seven Deadly Sins
15. Emotions

 

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