2022.10.21 公開
きゃりーぱみゅぱみゅ10周年、62曲を一気に駆け抜けた圧巻の武道館ツアーファイナル

撮影:AKI ISHII   画像 1/10

記念すべき武道館公演は、デビュー当時の面影を感じさせるダンス、演出を彷彿とさせながらも、この10年にわたる経験で日本を代表するポップスターとなった進化を堪能させてくれるステージとなった。それもそのはず、4月には、世界最大級の音楽フェス『コーチェラ・フェスティバル2022』への出演も果たし、海外からも音楽的に高い評価を受けているのだ。さらに今回、きゃりーをサポートしたダンサーはキッズ時代からKPPダンサーとして活躍したメンバーで、月日を経て大人に成長してから再度共演を果たしたこともあり、10周年という時の重みが感慨深い。

きゃりーぱみゅぱみゅ10周年、62曲を一気に駆け抜けた圧巻の武道館ツアーファイナル撮影:AKI ISHII   画像 5/10

この日最初のMCでは、10年の感謝について「日本武道館へお越しのみなさんこんばんは! ツアーファイナルへようこそ。(タイトルの)UMAというのは未確認生物というわけで、105という数字は私が今までリリースしてきた楽曲となります。今日は、ほとんどの楽曲を披露したいですけどいいですか?」と、盛り上げる。会場には、きゃりー歴代の衣装をコスプレしたファンの姿も多かった。ペンライト片手に、目にも鮮やかな華やかなるオーディエンスたち。

この10年で音楽シーンは大きな変化が起きた。きゃりーぱみゅぱみゅの登場は鮮烈だった。原宿カルチャーやKawaiiカルチャーをビジュアルやファッション、音楽や言動で牽引し、YouTubeでのミュージックビデオ「PONPONPON」の拡散をきっかけに一気に世界へその存在を知らしめた。ケイティー・ペリー、レディー・ガガ、Charli XCXなど、世界中のスターがきゃりーの存在に大きな影響を受けているのだ。

きゃりーぱみゅぱみゅ10周年、62曲を一気に駆け抜けた圧巻の武道館ツアーファイナル撮影:AKI ISHII   画像 6/10

通算19曲目では、キラーチューン「つけまつける」が登場。カラフルかつ派手派手しい出で立ちで、プロデューサー中田ヤスタカとともに作り上げてきたきゃりーぱみゅぱみゅのアイデンティティーとも言えるナンバーをダンサブルに披露。イントロから鳥肌ものの瞬間だ。続けて名作アルバム『なんだこれくしょん』からのメドレーをプレイ。勢いを一切止めずにフルで展開していくキラーチューン「きらきらキラー」、「もんだいガール」、「Crazy Party Night~ぱんぷきんの逆襲~」への流れが凄まじかった。まさに熱狂のオーディエンス。

きゃりーぱみゅぱみゅ10周年、62曲を一気に駆け抜けた圧巻の武道館ツアーファイナル撮影:AKI ISHII   画像 7/10

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