Q:2016年にピアニスト「mayo」としてデビューされましたが、ピアニストとして活動されるきっかけは何だったのでしょう?
岡本真夜:実は、小さい頃から「ピアニストになりたい」というのが夢でした。当時はクラシックを弾いていたのですが、音大に行く前のタイミングで自分の気持ちが歌に向いてしまったこともあり、歌でデビュー。とはいえ、時間があれば常に触れているくらいピアノが大好きなことは変わらなくて。再度、ピアニストになりたいと強く感じたのは、東日本大震災でした。被災された東北の方たちのために歌を歌いに行ったとき、地元の方と直接お話したら歌を受け入れられない方がまだ多くいらっしゃるという話を聞いて。複雑な想いのまま東京に戻って、まず思い浮かんだのがピアノのインスト曲(インストゥルメンタル)だったんです。言葉がない分、その人の温度で聞くことができる!そういう風に音楽を楽しんでもらえたらと思ったのが、ピアニストとして再始動するきっかけにつながりました。
Q:これから30周年目に向かって、挑戦してみたいことはありますか?
岡本真夜:歌を歌うことは好きですけど、自分が作った曲を今まで以上にいろいろな方に歌ってほしいという想いはあります。この先、もっと楽曲提供ができると嬉しいですね。
Q:これまでの曲とこれから作る曲、音楽性で何か違う要素を入れる可能性はありますか?
岡本真夜:いろいろな種類のストック曲があるのですが「岡本真夜」のイメージに合わない曲は、なかなか世の中にお披露目するタイミングがない、というのはあります(笑)そういうストックにある曲を違う形にして発信できたらいいなと。まだ漠然としている部分はありますけど、やってみたいですね。
Q:「TOMORROW」のような明るい応援ソングを歌われるイメージが強い岡本真夜さんですが、やはり土台となるのはそういうイメージですか?
