ここでKjのMCが入り、過去のこぼれ話を披露。まだ駆け出しの頃にアルバイト先で、彼らの前にステージに登場した藤井フミヤの『True Love』を山ほど歌っていたというエピソードで会場を笑わせ「真実の音楽への愛の強さは、今日は氣志團に譲って帰ろうと思います」と締め括った。
また、次のMCでKjは2年前に開催された配信のみでの氣志團万博に参加したことにも触れ「誰に歌うか対象がないと音楽ができないし、対象を意識するようになった今の方がライブが楽しいと思ってる」といった本音を語った。
Dragon Ash<氣志團万博2022 ~房総魂~>(写真:釘野孝宏) 画像 7/8
Dragon Ash<氣志團万博2022 ~房総魂~>(写真:釘野孝宏) 画像 8/8
ここからは彼らのステージもクライマックス。「夏は終わりじゃねえんだよ!」と『La Bamba』を披露。この曲はDragon Ash風にアレンジされており「万博、調子はどうだ」と歌詞に入れ込んだかと思えば「タオル持ってんだろ!ロックフェスを思い出せ」と会場を煽り、次の瞬間にはオーディエンスが一斉にタオルを振り回す光景が拡がった。
「みなさん、音楽楽しいですか?俺らクソ楽しいよ!」Kjが笑顔でシャウトすると最後にDragon Ashを代表する1曲『Fantasista』を披露。「自分のストレス全部吹っ飛ばせ。そのためのロックなんだから!」最後まで音楽の意味を伝えるメッセージを投げかけて彼らのステージは締め括られた。
(取材・テキスト:バッキー大坂)
9月17日(土) 氣志團万博2022 ~房総魂~ / Dragon Ash セットリスト
01.Entertain
02.New Era
03.Mix it Up
04.ROCKET DIVE
05.Tiny World
06.La Bamba
07.For divers area
08.Fantasista