そして「会場の皆さんと配信で見ている皆さんでプレシャスな夜にしたいと思います!」という言葉から、 彼らのラッパーとして、 DJとしてのストロングスタイルを表明したダークな感触の生業、 「第94回センバツ MBS公式テーマソング」にも選ばれた、 彼ら流のファイトミュージック的なパッと咲いて散って灰に、 オリジナリティの重要性について歌うBad Orangezを披露。 「より生々しく、 俺のラップと松永さんのDJスキルを体感してもらえるライブにしたいと思います」とMCでの言葉を証明するように、 Creepy Nutsの生き様を感じさせるような楽曲展開が印象的だ。
「普段のライブではしない、 プレシャスなことをしましょうか。 コメントでお題を集めてフリースタイルします」と、 Creepy Nutsのごく初期のライブでは定番だった、 R-指定の即興能力の高さをライブシーンにも知らしめた「聖徳太子フリースタイル」を披露。 「香水」「釣りキチ三平」「セフレ」「アニサキス」「北野誠」「YZERRさん」「ファンサ」「ワイナイナ」という8つの言葉を、 詰まることなく即興でラップに折り込み、 会場からは大きな拍手が上がる。
そして「聖徳太子フリースタイル成功しました!俺が未だに天才であると証明されました!」という言葉から展開したかつて天才だった俺たちへでは、 DJ松永もタイトなスクラッチを間奏に組み込み、 R-指定も「こいつが天才だって証明できたか!」と観客を煽る。 そのままアニメ「よふかしのうた」の主題歌にも起用された堕天を披露し、 客席の熱気は最高潮に。
「今日は普段のワンマンライブではあまりやってない試みを形にした、 プレシャスなライブになったと思います。 俺らも皆さんも、 日々成長してる過程だと思うし、 皆さんにもまだまだ伸びしろしかありません」というR-指定の言葉から、 この日のラストになるのびしろを披露。 盛大なクラップで会場が一体となった。
