2022.09.09 公開
西川は「新しいアルバムのリリースまで3年5カ月、いろんなことがあった」「(コロナ禍で)どこか不安があったり、辛かったり、しんどかったりすることが頭の片隅に残っていて、自分で自分の(つらい)夢を見た。今日はみんなと過ごして、いい眠りをむさぼりたい」と話し、「アルバムの核心に触れる1曲」と前置きして「Dominant Animal」、そして最新シングル「一番光れ!-ブッチギレ-」を披露する。
しかしライブ中盤の、盛り上がりに盛り上がったところで突然会場が真っ暗になり音が止まった。
そこに「久しぶりね、西川貴教」とスクリーンに現れたのが、前回とは違い西川の姿に進化したF.L.E.I.だ。「こんな風に話すのはいつぶりかしら。脳内での並列交換ではなく有機的な対面での会話。まるで人間同士のよう」、つまり前回のツアーでF.L.E.I.と西川は融合し、その後は西川の脳内に存在していたのであろう。西川は「感染症もあったし、同調圧力が収まる気配もない。直接のコミュニケーションがどれだけ難しいかわかっているのか」と問う。
F.L.E.I.「それが故に西川貴教、心がスタックして意識が拡張できずにいる」
西川「はぁ? スタック? なぜ俺が」
F.L.E.I.「夢を見た、のよね? 自分ではない自分の」
西川「どうしてそれを」
F.L.E.I.「愚問ね、私とあなたは一緒…」
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