2022.09.02 公開
あいみょん、過去最大規模アリーナツアーファイナルを大阪城ホールで開催

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今回のツアー中に発表された最新シングル初恋が泣いているを披露すると、ここからは映像演出を使用。円形の枠内にメンバーが映し出されたユラユラに続いては、ドラムとパーカッションのスリリングなセッションから鯉に突入して、カラフルな映像がアッパーな曲調をさらに盛り上げる。艶っぽいアカペラから始まった横ノリのスーパーガールは、モノクロの映像がアダルトでムーディーな雰囲気を強調し、サイケデリックな間奏も強烈。愛を伝えたいだとかではステージの両サイドに伸びた花道を使い、オーディエンスとより近い距離で熱量の高いパフォーマンスを繰り広げ、前半戦のピークが刻まれた。

「学生さんいますか?」「ご夫婦もいらっしゃいますか?」「一人で来てる人も楽しんでますか?」と再びオーディエンスとやりとりをして、あいみょんが男女問わず幅広い世代に愛されていることを再確認すると、「今回のツアーでこの曲は必ずやりたいと思った」という◯◯ちゃんから後半戦がスタート。アウトロのエモーショナルな盛り上がりから一転、あいみょんが一人ステージに残って披露されたのは、真骨頂とも言うべき弾き語りでの君がいない夜を越えられやしない。薄暗い照明の中で歌われる歌謡曲的なメロディーのセンスが抜群だ。さらに生きていたんだよなはあいみょんとドラマーの2人だけで演奏し、ソリッドで攻撃的な歌とビートの組み合わせに痺れる。ここから再び雰囲気が変わって、メランコリックなひかりものを届けると、続いてピアノをフィーチャーした裸の心を歌唱。半円を描くような美しいライティングの下、切々と歌われるせつない恋心が胸を打ち、場内は温かな拍手に包まれた。

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ツアーを一緒に回ってきたバンドメンバー、井嶋啓介(ベース)、八橋義幸(ギター)、伊吹文裕(ドラム)、山本健太(キーボード)、朝倉真司(パーカッション)、qurosawa(ギター)を紹介し、「ここから徐々にみんなと上がって行けたらいいなと思ってます」と呼びかけると、まずはバンド感たっぷりにジェニファーを演奏。「次はみんなの声でアレを聴きたいけど、今日は私に任せて」と言って始まったふたりの世界からは再び花道を行き来して、夢追いベンガルで一気に場内はヒートアップ。あいみょんが花道の端まで行くと、リフターで舞台が持ち上がって、2階席はさらに大盛り上がりだ。ステージ中央に戻り、貴方解剖純愛歌が始まると会場中からクラップが起こって、このときのあいみょんはまさにロックスター。場内に感動的な一体感が生まれた君はロックを聴かないでは、あいみょんの表情からもこみ上げるものが感じられた。

「まだまだ完璧とは言えないですけど、こうやって100%お客さんが入れられるようになって、みんなと熱い空間を過ごせることがホンマに幸せです。でもここに立てるのは絶対に自分の力だけじゃなくて、一緒にライブを作ってくれてるみなさんのおかげやと思ってます」と感謝を伝えると、高ぶった気持ちを一旦クールダウンするかのようにハートをしっとりと届けて、重厚なイントロからこの日最後に演奏されたのは〈君も大人になったら恋をするんだよ〉とポジティブなフィーリングを伝える双葉。長かったツアーに想いを馳せながらも、最後は笑顔で歌い切った。

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