一気に駆け抜けたステージは一旦暗転。「今夜はみんな集まってくれてありがとう」とフェスの情景を踏まえたフリースタイルで歌うMINMI。「この場所の凄さ。自然のエネルギー、このありのままの姿が素晴らしい。めっちゃ自由になれるから。みんな、この場所でのフェスを復活させてくれてありがとう」。5年振りにこの地で本フェスが開催できたことへの感謝を込めて『MOTHER EARTH 〜森里川海のうた〜』を弾き語りで披露した。
ここでSHINGO★西成のボイスメッセージが入り、今回参加したアーティストたちとMINMIとのフィーチャリング曲が一気に続く。MINMIも白と黒を基調としたファッションに着替えて改めて登場。まずはCHEHONを呼び込んで『GIFT』を披露した後は、8月17日から配信されiTunesレゲエジャンルで1位になった『Bam Bam』へ。ツインボーカルとなる775はもちろん、ダンサー4人を迎え入れて会場を盛り上げた。
フィーチャリング曲はまだまだ続く。三木道三の名曲『明日の風』のカバー、そして『結婚おめでとう』をBESと共にしっとりと歌い上げ、KIRAとの『ナデシコSOUL』では、再びダンサーを交えての熱いステージパフォーマンスを楽しませてくれた。
MINMI<笑顔道 presents FREEDOM 青空 2022 淡路島>(photo by REALY (RAW Climb)) 画像 4/6
さらにこのタイミングで三木道三が登場し、昨年夏にMINMIと共にリリースした『花火』を披露。MINMIがライブ配信中、視聴者と作ったという本人にとってもファンにとっても思い入れの深い曲だ。コロナ禍で思うように有観客ライブができなかった昨年夏に生まれたこの曲が、ついに野外フェスという最高のステージで披露された。曲のラストではステージ真上に花火が上がり、ここに集まった全員の待ち焦がれていた瞬間が現実となった。
さらに本フェスに出演したメンバーが総出で『麻の中の蓬』を披露。MINMIをはじめ、三木道三、APOLLO、KIRA、KENTY GROSS、BES & NATURAL WEAPONとオリジナルメンバーが揃った上で生で聴けるのは滅多にないチャンスだ。これも、5年振りに蘇ったこのFREEDOMの聖地が起こした奇跡なのかもしれない。
「世の中がどんなに暗くても自分たちで灯りを点けられるっていうことを証明したい!これからも生きていくぞ。この灯りをつないでくれー!」。会場中のオーディエンスがスマホのライトを自身で照らした『Light it up』では、MINMIのメッセージを受けたオーディエンスとステージが一体となった。
MINMI<笑顔道 presents FREEDOM 青空 2022 淡路島>(photo by REALY (RAW Climb)) 画像 5/6