2022.08.05 公開
8月3日に発売された、ジャニーズWESTの19枚目のシングル『星の雨』が初日のみで23万枚超えの売上を達成し、グループ史上最大の売上枚数という記録を叩き出した。
【写真】シングル「星の雨」がグループ史上最大の初日売り上げを記録したジャニーズWEST(1枚)
たった1日で、これまでの全シングルの「週間売上」の2番目の枚数となり、「週間売上」の記録としても、歴代1位のデビュー曲『ええじゃないか』以上の数字を残す可能性も十分考えられる。
この春、デビューから8年を迎えた彼らは、ジャニーズのグループでいえば中堅。周年のタイミングでもないときに売上を伸ばすのは決して容易ではなく、むしろ音楽の聴き方が変わり、CDを手に取るハードルが上がった昨今においては、さらに難易度が上がっているはずだ。
では、なぜジャニーズWESTは今、このときに売上を伸ばすことができたのか。
ひとつは、新曲が重岡大毅主演のドラマ『雪女と蟹を食う』の主題歌として、幅広い層に届いていることが挙げられる。
死と隣り合わせの儚い享楽に『星の雨』がしっとりとなじみ、独特な世界観を持つ作品と共に観る者の脳裏に忘れられない記憶として自然に、かつ確実に残しているのだ。
けれど、それ以上に大きいのが、アイドルにほとんど縁のなかった生粋の音楽ファンの心を彼らが掴んだことだろう。
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