ライブ終盤では、「次やる曲は友達の歌なんですけど、今日はその友達と一緒にやってもいいですか?」と菅田将暉がサプライズ登場。石崎が菅田に提供した「さよならエレジー」、「虹」を二人で歌った。さらにその後、ともに制作した新曲「あいもかわらず」を8月2日に配信リリースすることを発表し、同曲を早速披露。「僕と菅田くんの足跡みたいな歌を作りたい」という想いから制作されたこの曲は、人生の相棒と巡り会えた尊さを形にした、力強くも温かいミディアムナンバーだ。
〈石崎ひゅーいと出会ってくれたあなたの事が好き!〉と歌詞を替えた「ファンタジックレディオ」の幸福感でライブは終了した。「10年経った今、確固たる自信のようなものは正直ありません」「それでもね、みんながいてくれるから歌を歌おうって思います。10年で変わったことはいろいろあるけど、みんながいてくれて初めて石崎ひゅーいの音楽が完成するということは、始まりの頃から今まで、そしてこれからもずっと変わらないことだと思います」と石崎。2ndアルバム『花瓶の花』収録の「天国電話」を歌う際、「きっと今日みんなの前でやるために作ったんじゃないかな」と話していたのは、そういった想いが彼の中にあるからだろう。ライブのタイトルが『。』でなく『、』であるように、石崎ひゅーいの歩みはこれからも続いていく。「たくさんの仲間たちに支えてもらいながら、物語を書き続けていこうと思っています、なので、これからもずっと、みんなが、あなたが、僕が作る歌の物語の主人公でい続けてください」と決意と感謝をここに刻んだのだった。
■石崎ひゅーいLIVE情報
【セットリスト】7月25日(月)‘石崎ひゅーい 10th Anniversary LIVE 『、』’東京・恵比寿リキッドルーム
M1 第三惑星交響曲