私が小さい頃から歌手になりたいという夢をずっと支えてくれていて、デビュー当時小さいクラブで歌ったとき、クラブの入口でサイン会をやりましょうと。初めてだったし、ワクワクしてドキドキしていたんだけれども、結果2人しかきてくれなかった。すっごい淋しくて、私の母が心配して様子を見に来てくれたの。
私を励まそうとしてCDを買って、サインくださいってファンのフリをして来てくれたんです。もう、泣きそうだったの、ホントは。でも悲しいところを見せたくなかったし、強がっていた自分を覚えています。
そんな母も今年で61歳になります。
いままで病気とかしたことなかったんだけど、ここ3年で体調を崩すようになってきて。2回入院したんですよ。小さい頃からお母さんっていつだって元気があたりまえの存在だったんだけれども、当たり前のものってないんだなって、その時初めて感じたんです。それからはお母さんに負担かけたりとか迷惑かけたりとか自分の仕事以外のことも自分でしっかりやんなきゃいけないな、思うようになったんです。
母親が今まで自分にしてくれたたくさんのことがどれだけありがたいことなんだろうって気づいたんです。
そんな大好きな母に感謝の気持ちを伝えたいんだけれども、でも目の前で伝えるのが恥ずかしくなっちゃうし、だから今回この曲にして感謝の気持ちを伝えられるようにって、アンジェラ・アキさんと話し合って、いろんなやり取りをして、書いて頂いたんです。
実はこの曲、ウェディングソングとして作ったんですけれども、私はまだ、結婚の予定はないんですけど、でも、いつか自分が結婚するその時を思いながらこの曲を最初に聴いたときにすっごい泣いたんです。いつか、お母さんとと一緒にに自分の結婚式で歌えたらいいなぁって思っているんですけれども、みんなも母と娘、父と娘で一緒に歌ったりだとか、家族みんなで一緒に歌って、聴いて、家族の絆が深まるような、そんな曲になってくれたら嬉しいなと思っています。」
と話し、今日、実は自分の母親が会場に来ていることを告げると、会場が何やらざわざわと。
