2017.05.08 公開
イントロで「みんなの奇跡のためにー!」と、スガが会場に叫んで始まった『奇跡』。「みんな飛べるかー?行くぞー!」の掛け声で観客はジャンプし、スガのコールに応えた。
『Re:You』では、白と黒のストライプのロングジャケットを脱ぎ、脇が深めに開いたタンクトップ姿になって熱唱した。さらに、ドラムソロが格好良い『19才』。スガとバンドとのアイコンタクトが多く、息の合ったパフォーマンスが見所となった。
「もうちょっとだけ行こうか!」スガはアンコールに再び登場し、『したくてたまらない』をトロッコに乗って会場を一周しながら歌った。「こんな楽しい世界、ずっと終わりたくないよー!」と少し上を向いて叫び、全身全霊でスガフェスを味わっている様子を見せた。
「やばい、今日楽しすぎたー!今日の主役はお客さんです。ありがとうー!」と会場にと感謝の気持ちを告げた。また、ステージ上に出演アーティストが勢ぞろいし、20周年を祝う特大ケーキがスガにサプライズで贈られた。
最後に、スガシカオはアーティストとしての道のりについて語った。事務所を辞め、レコードレーベルも辞めて、インディーズから始めた。誰も周りに味方がいなくなった時に、スガフェスのプロデューサー・鹿野淳から「苦しい時はたくさんの人に甘えろ。どんどん助けてもらえ。いつか大きな恩返しができる時に、精一杯すればそれでいい。」と言われたそうだ。
今回のスガフェスを、スガ自身は「俺からファンのみんなへの恩返しの第一歩、それから一緒に頑張ってくれたスタッフたちへの恩返しの第一歩だと思っています。」と位置付けた。溢れる思いをさいたまスーパーアリーナに轟かせて、華やかなフィナーレとなった。
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