2022.06.16 公開
さくらしめじ、ラブソング限定結成8周年記念ライブを開催

写真:鈴木友莉   画像 1/5

田中雅功(たなか・がく)と髙田彪我(たかだ・ひょうが)からなるフォークデュオ・さくらしめじが、結成記念日である6月14日(火)に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで『さくらしめじ結成記念ライブ「しめたん」〜8年目。もう 20 歳だし少しは大人に。苺みたいに甘酸っぱい恋を。〜』を開催した。

【写真】ラブソング限定結成8周年記念ライブを開催したさくらしめじ(5枚)


さくらしめじは4月1日(金)に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで演劇を取り入れたワンマンライブ『春じめじのお花し 二冊目』を行い、5月2日(月)には同会場にて、新企画として、隔月ワンマンライブの第一回目となる「新種しめじの定期便~5月の味覚~」を開催。本公演は実に3ヶ月連続のワンマンライブとなっており、タイトル通りにコンセプトをラブソングに限定。さらに、全19曲中半分の9曲が新曲、もしくは未音源化の楽曲という意欲的なセットリストで様々なラブストーリーを届け、満員の観客の胸をキュンとときめかせた。

開演前の場内には、J-POPの歴史に刻まれてきた数々のラブソングが流れていたが、定刻を5分ほど過ぎた頃に客電が暗転。200本以上のキャンドルが並べられたロマンチックなステージに登場した二人は、向き合って気を合わせ、7年前、13歳の時にリリースした1stシングル「いくじなし」で甘酸っぱい恋の物語をスタートさせた。さらに14歳の時にリリースし、永野芽郁主演の恋愛ドラマ「こえ恋」の主題歌に起用された「ひだりむね」や「はじまるきせつ」と、目が合うだけでドキドキするようなピュアな片想いソングを連発。観客は1曲目から立ち上がり、彪我が首にぶら下げて叩くタンバリンに合わせてクラップを鳴らし、ペンライトを振って盛り上がり、伸びやかな歌声には大きな拍手が贈られた。

さくらしめじ、ラブソング限定結成8周年記念ライブを開催写真:鈴木友莉   画像 2/5

ここで、彪我は「今日は全曲恋歌でお送りしていきます。皆さんにはキュンキュンしていただきたいと思っております」と元気よく挨拶。「自分たちの今の思いも曲にしたいなと思って」と続けたところで、雅功に「恋歌で、今の気持ちって言ったら、それ、誤解されるやつだよ」と突っ込まれると、客席に目をやって、「みんなの気持ちだから」と弁明。歓声と拍手が上がる中で、恋の喜びだけでなく、痛みや苦しさも込めた新曲「素直」を初披露。さらに、初恋にも失恋にも聞こえる「きみでした」、離れている君への想い綴った「天つ風」と、相手のことを思いやる視線を感じるラブソングをステージの左右の端に置かれた椅子に座ってパフォーマンス。女性視点のラブソング「ストーリーズ」では、観客全員がペンライトをピンクにして会場をハッピーなムードで染め上げ、夢の中でしか話しかけられない妄想ラブソング「きのうのゆめ」では爽やかな歌声でオーディエンスを魅了した。

「実は僕、人見知りなんだ。意外かもしれないけど。君を見つけてから、僕は僕なりに変わろうと思ったんだ。僕が変わらないと君が誰かに取られちゃう気がして」

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