画像 7/14Photographer:KEIKO TANABE、達川 範一(Being.)、MASA
「Zepp DiverCityの皆さん、10番勝負にようこそ。俺達がBREAKERZです!10番勝負今日がファイナル、しかもその対戦相手がGLAYさんなんて本当にすごいこと。心から感謝しています。ここに居る全員で最高の時間にしましょう! そして今日は皆さん、GLAYでいきましょう。GLAY=グランドフィナーレの・ライブを・熱く・やっちまおうぜぃ!」
TAKUROに負けじとDAI語で勢い付いたところで、メロディアスなBREAKERZ王道のロックチューン「Everlasting Luv」、愛を叫び、人との絆の大切さを歌ったポップな1曲「絶対! I LOVE YOU」、煌びやかな音色に心沸き立つラテンロック「BAMBINO ~バンビーノ~」と、ライブ定番曲で彼らならでは空間を作り上げていった。
次のメンバー紹介では、SHINPEIが「生きてて良かった~!」と大声で本音を吐露すれば、AKIHIDEは「GLAYさんはロックの1つの形、GLAYチルドレンを生み出した本当に偉大な存在。僕達の中にGLAYさんの遺伝子は息づいていて、ライブを見ていても心からというより、魂が震え出すという感じ」と熱く語った。
画像 8/14Photographer:KEIKO TANABE、達川 範一(Being.)、MASA
そしてDAIGOは、「本番が近づいてきたある日TERUさんから“10番勝負、GLAYの曲で聴きたい曲ある?”ってLINEがきて。俺、それ見て泣きそうになっちゃって。本当に、GLAYの皆さんの温かさが心に染みています。」というエピソードを明かしてくれた。
続いて、本イベントではこれまで一度も演奏されなかった彼らにとって特別な位置づけのバラードナンバー「光」。プリミティブな感情をストレートにぶつけるDAIGOの歌声がフロアの隅々にまで染み渡っていった。
続いて「俺たちにロックという夢を抱かせてくれたGLAYさんへの想いが詰まった曲を作ってきました」といって披露されたのは初披露の新曲「GREAT AMBITIOUS」。リズム隊がボトムを支える明快なギターロックで、初期衝動の瑞々しさを宿した素敵な1曲だった。
画像 9/14Photographer:KEIKO TANABE、達川 範一(Being.)、MASA
「さっきからGLAYさんへの愛をずっと語っていますけど、いつもバンドで音合わせの時にやっているGLAYさんの曲が……」というDAIGOの一言に、客席から「やって~」とリクエストが上がり、「誘惑」を1コーラスカバー。メンバーもオーディエンスもテンションをさらに上げて、ここから一気にラストスパート!
現段階での最新シングル「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」で口火を切ると、生々しいバンドサウンドに妖艶なパフォーマンスで魅了する「REAL LOVE」、恒例のタオル廻しで熱風を起こした「灼熱」、そしてラストは「SUMMER PARTY」でプレミアムな一夜を鮮やかに染め上げ、終幕。BREAKERZ10戦目のステージは、これまでに培ってきたライブバンドとしてのアイデンティティとオリジナリティを提示したセットリストで、10周年のその先の未来への道筋を堂々と示す充実のロック・アクトだった。
