5月14日、ジャニーズWESTが『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022』に出演し、熱いステージを繰り広げた。
【写真】「メトロック 2022」で念願の音楽フェス初参戦を果たしたジャニーズWEST(3枚)
多くの人のジャニーズWESTの認識は、『大阪のパワーを持った、底抜けに明るいアイドルグループ』だろう。ただ、それと同じくらい7人を生かしているのが、彼らに宿ったロックなスピリットだ。だから、太陽のもとで歌うロックフェスがよく似合う。「いつかフェスに出たい」と口にしていたジャニーズWESTが、音楽フェスに初めてラインナップされたのは『METROCK2021』だった。しかし、新型コロナウィルス拡大の影響で敢えなく中止。幻となりかけた夢は、『METROCK2022』大阪公演でかなうことになった。
ジャニーズ WEST<METROCK 2022>」(※提供写真) 画像 2/3
出番は5月14日、15時30分。BAY FIELDのステージ前には、開演時間前から多くのオーディエンスが集まっていた。せっかくなら見てみようかと、ノリや興味本位でステージ前にやってきた音楽ファンも多い。大阪という地元でありながら、ロックの祭典というある種、アウェイな場所。挑戦者の覚悟を持った7人が会場のクラップに迎えられ、ステージに駆け込んできた。
重岡大毅の「やっちゃうぜー」という叫びで、アクトの始まりを告げた。オープニングは、グループの大事な場面で1曲目として歌ってきたデビュー曲『ええじゃないか』。軽やかにイントロで体を揺らした次の瞬間、メトロック初歌いの出だしから、重岡が「ひとつひとまずメトロック」と即興の替え歌にすると、すかさずメンバーが「メトロック」と合いの手を入れ、続く中間淳太、小瀧望も歌詞を“メトロック”に変えてのっかる。出番直後にして、初見のオーディエンスまで笑顔にしてしまった。たった1曲の間に、客席は彼らの振りをマネて踊る人の輪が広がっていった。
その勢いのまま、『ズンドコ パラダイス』へ。ポップなサウンドに関西弁と、演歌的なメロディを散りばめた楽曲で存在感を示すのが、パワフルな歌声と伸びやかなヴィブラートを持つ桐山照史だ。7人それぞれが個性のある歌声を持っているのは、ジャニーズWESTの一つの武器。かつ、一人ひとりが楽曲ごと、ときにフレーズごとに声色を変える。だから、7人7色では収まらないのだ。
3曲目からは、その歌声や音楽性の幅広さを見せつけた。濵田崇裕が「手を挙げてください。次の曲はジャニーズWESTを知ってる人も知らない人も、超簡単に楽しむことができます。上げた手をタテに振れますね」と動きをレクチャー。小瀧の「What‘s up What‘s up!」というあおりで、最新アルバム『Mixed Juice』の収録曲、『Anything Goes』が始まった。少し年代をさかのぼったようなパワフルなヒップホップに、今っぽいサウンドを混ぜ込んだ楽曲。ここでは言葉の詰まった難易度の高い神山のラップや、藤井のクールな乾いた低音が引き立つ。7人がリズムを刻みながら細かく歌いつなぎ、グルーヴ感を増していく。それに呼応するように、心地よいタテノリを全身で楽しむオーディエンス。そこにはもう、一片のアウェイ感も見当たらなかった。