続いて、「アネモネ」、人々が抱える孤独や葛藤をテーマとした、心に突き刺さるセンセーショナルな歌詞とメロディーが特徴の一曲で、倖田來未史上最も切ないバラードとも称される「100のコドク達へ」と、同アルバムの楽曲を披露。バックスクリーンに歌詞を映し出し、彼女自身涙を浮かべながら歌い上げ、会場をしんみりさせた。
「ダンサー&BAND紹介」後は、美デコルテがあらわな黒ドレスに衣装チェンジ。前半とはガラッと顔を変え、「SHUTOUT」「Bow Wow」「Insane」「Can We Go Back」とアッパーチューンで畳みかけ、会場と一体に。「Sometimes Dreams Come True」は、まるで必死で夢を追う少女時代の倖田來未が目に浮かぶようだった。
終盤のMCでは、公開メイク直しやダンサーとの掛け合いなど、倖田節全開で盛り上げた。今回のツアーでは、子供連れのファンも多かったようで、「先週の東京公演は特に、おチビちゃんがたくさん来てくれていて、バラードでもペンライトを振ってくれていまして。あるおチビちゃんは、「ラヴ・イズ・オーヴァー」でノリノリでした」と、振り返った。また、自身の息子も意外とバラードが好きということが判明したそうだが、「妹(misono)には地味と言われまして。彼女は派手なライブが好きなので」とカミングアウトし、会場の笑いを誘った。
そして、再び同アルバムに収録されている「Atlas」「Sure Shot」など、アップテンポな曲でライブは佳境を迎え、「Lady Go!」「Lucky Star」と夏らしいサウンドのポジティブソングを歌い上げ、タオル&レスポンスの演出の中、最高潮のボルテージのままライブは終演を迎えた。感動と圧巻の盛り上がりを見せたライブの見逃し配信とツアーのメイキング映像をHuluストアでご覧いただきたい。