2022.04.04 公開
中島美嘉、圧巻のステージで観客を魅了したアコーステックツアーが無事に終幕

Photo by 鳥居洋介  画像 1/5

一つ一つの言葉を丁寧に手渡すようなボーカル、そして、彼女の歌を支え、奥深い音響を生み出す河野、海老名の演奏にも胸を打たれた。

シリアスな雰囲気から一転、「中島美嘉です!」と笑顔で挨拶した瞬間、朗らかな雰囲気が広がる。「みなさん、どこから来たの…? って、声出せないんだよね。ごめん」「初めてプレミアムライブに来てくださった方は?」と話しかけ、親密な空気が生まれる。

改めて「最初はファンクラブの方のために100人くらいの規模で始めたんですが、こうやってツアーができるのは本当に嬉しいです」とコメント。さらに「今日はカバーが多めですが、全力でみなさんに言葉を届けていきます」という言葉に対し、大きな拍手が送られた。

中島美嘉、圧巻のステージで観客を魅了したアコーステックツアーが無事に終幕Photo by 鳥居洋介  画像 3/5

ここからはアルバム「MESSAGE~Piano & Voice~」から3曲を披露。叙情的なメロディと切ない雪の情景が合わさる「粉雪」(レミオロメン)、<嘆く夜はoh Baby/この手にすがって 泣いて>とうフレーズを響かせた「Baby if,」(Fayray)、

今はいなくなってしまったあなたから注がれる愛について歌った「愛が降る」(加藤ミリヤ)。言うまでもなく、選曲は彼女自身。共通しているのは、リスナーのみなさんの悲しみや辛さを少しでも癒したいという強い願いだ。

アルバム「ROOTS~Piano&Voice」でカバーした「命の別名」(中島みゆき)の後は、「雪の華」へ。ピアノのイントロが響いた瞬間に拍手が起き、<のびたかげを舗道にならべ/夕闇のなかを君と歩いてる>という歌い始めると同時に、奥深い感動が生まれた。

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