2022.04.04 公開
中島美嘉の全国アコーステックツアー「Mika Nakashima Premium Live Tour 2022」の最終公演が4月2日、大阪・あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールで行われた。
Premium Liveは、アコースティック楽器と歌のシンプルな編成によるライブ。深いメッセージ性を込めた楽曲を中心に、中島美嘉の豊かなボーカルを堪能できるこのライブは、ファンの間で強く支持されている。
いまや中島美嘉のライフワークになっているPremium Live。今回のツアーでも昨年12月にリリースされたアコースティックカバーアルバム「MESSAGE~Piano & Voice~」の収録曲を軸に、大きな感動を生み出した。(本稿では3月26日に行われた東京公演(イイノホール)の2ndセットをレポートする)
会場が暗転し、まずはピアノの河野伸、ウッドベースの海老沼崇史が登場。繊細なピアノのイントロとともに、シックな黒の衣装に身を包んだ中島美嘉がステージに現われる。手を胸に置き、片膝をついて挨拶。笑顔で客席を見回した後、
「僕が死のうと思ったのは」からライブをスタートさせた。生きることを真摯に求める姿を綴った歌がゆっくりと広がり、すべての観客が強く惹きつけられていくのがわかる。続いては、アルバム「MESSAGE~Piano & Voice~」の1曲目に収められた「サンサーラ」(「ザ・ノンフィクション」テーマ曲)。
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