2022.04.01 公開

『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』撮影:渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)  画像 1/12

さらに、メンバーのコーラスも美しく重なる。続いて、熊澤歩哉草地稜之が背中合わせでステージに登場し、披露されたのは日替わり曲「OBENTO~お弁当の歌~」。ピースサインをしたり、腕を組んだり、終始笑顔で会場の一体感を一気に高めると、はにかみながらご馳走様のポーズをとって締めくくった。個々のキャラが立ち、一丸となってさらにグレードアップしたステージは、ハートの振りつけが愛らしい「スマイル」でテンションのギアをあげていく。

【ライブレポート】PRODUCE 101 JAPAN元練習生9名による円神-エンジン-、 初となる全国ツアー『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』を完遂『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』撮影:渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)  画像 3/12 【ライブレポート】PRODUCE 101 JAPAN元練習生9名による円神-エンジン-、 初となる全国ツアー『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』を完遂『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』撮影:渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)  画像 4/12

中盤に差し掛かると、3rdシングル「Far away」の衣装にチェンジして登場した中林登生が、「今回はじめてライブに来た人!」と客席に呼びかけた。
さらに「円神、1stツアー in YOKOHAMA!」と声をあげると、9人揃って「円神です」と自己紹介パートに移る。ステージ左から「(メンバーカラー)ピンク担当、プリンスこと、草地稜之です」と盛り上げると、流れるように赤担当、宮里ソルがラップから美声を響かせ挨拶。

最年少リーダーの水色担当瀧澤翼は、見事なボイスパーカッションを披露し、圧倒した。青担当の山田恭は、オーディエンスとツアーで培った息がぴったりの演出を披露、オレンジ担当の熊澤歩哉はさすがの声優経験者、「横浜、盛り上がって行クマー!」と元気よく呼びかけた後、声色を低く変え「よろしくお願いします」と驚かせた。黄緑担当A.rikは「パン! パン! パン!お絵描きピーターパン!」と勢い良く挨拶するも自ら名前を紹介しそびれるお決まりのパターンで笑顔を溢す。「日本一のオールラウンダーを目指す」と意気込んだ黄色担当の中本大賀、さらに紫担当の美容オタク中谷日向、「名前はとうい、けどあなたとの距離は近い」と緑担当の中林登生が挨拶を終えると、草地は「ステージでオープニング映像を見てみんなで全国を廻ったことが感慨深い。はじめてプリンセスに会えてうれしかった」とライブへ足を運んだMU3Eたちに笑顔で手を振り、横浜グルメの肉まんを堪能したことも明かした。

【ライブレポート】PRODUCE 101 JAPAN元練習生9名による円神-エンジン-、 初となる全国ツアー『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』を完遂『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』撮影:渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)  画像 5/12 【ライブレポート】PRODUCE 101 JAPAN元練習生9名による円神-エンジン-、 初となる全国ツアー『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』を完遂『円神 FIRST LIVE TOUR ~nonaport~』撮影:渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)  画像 6/12
中本が「『Far away』のMVもチェックしてね」と曲紹介し、3rdシングル「Far away」のフォーメーション位置へスタンバイすると、ステージ後方からのスポットライトにメンバーが照らされ、雰囲気が音を立て変わるようだった。楽曲にあわせた切なさを、滑らかなダンスと歌声で表現。この「Far away」は何度も経験する出会いと別れに折り合いをつけながらも次へと進むために“記憶”を本に閉まって一歩踏み出すストーリーに仕上がっているが、その世界が開けていくような見事な気持ちのグラデーションまでも、繊細に表現されていた。そしてステージ上のスポットライトに照らされたソルのラップパートからはじまる「Say Your Name」。感情を奮い立たせるかのようにエモーショナルに歌い上げると、時計の秒針が刻まれるような振り付けや低音まで意識された洗礼されたバックコーラスまで、繊細な楽曲のカラーがしっかりと伝わった。


等身大の円神らしさが反映され、さらに楽曲が胸に刻まれる。次に、今まで好きになったことのないタイプの女性を好きになってしまい、自分の気持ちに戸惑いながらも、気付いたら逆バレンタインしてしまっていたという若い男性目線の歌詞が印象的な「Addicted」では、これまで見せてこなかった円神を、スリリングな音楽にあわせて披露。甘いムードを漂わせMU3Eの心を掴んだ。波のうねりを感じさせるダンスが印象的な「Peace Summer」では、明るい夏をエネルギッシュに表現。ギアをさらに引き上げるべく、草地はMU3Eを煽るような目線で挑発し、最後は全員ピースサインで締めくくった。中林が「もっと大きなステージへ連れて行く。みんな着いて来る準備は良いかー?」と一体感を増しながら「TREASURE」へ突入すると、メンバーはタオルを持ち、大きくぐるんぐるんと振り回す。ツアー最大規模の会場となる横浜の地で、宝物になると確信得るステージを見せた円神の勢いは止まらず、熱量を上げて限界のリミットを振り切っていく様は爽快であった。

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