2022.01.20 公開
【ライブレポート】フレデリック、45分1本勝負!2年ぶりのCDJで完全燃焼。2022年6月にバンド史上最大規模のワンマンも決定<COUNTDOWN JAPAN 21/22>

フレデリック<COUNTDOWN JAPAN 21/22>(※提供写真)  画像 1/7

2021年12月28日から31日まで、幕張メッセで開催された株式会社ロッキング・オン・ジャパン主催・企画制作の国内最大の年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN 21/22」に30日、4人組ロックバンドのフレデリックが出演した。

COUNTDOWN JAPAN 21/22」は、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、例年とは大きく異なる形で開催されている。

リハーサルから会場が熱気に包まれていく。定刻通りにスタートした本番は『名悪役』で幕開け。ボーカル・ギターの三原健司の力強い歌声は身体に突き刺さるようだった。

歌い終えた三原は「45分1本勝負。フレデリックです。よろしく!」と気合い。「新曲です」と奏でた『TOMOSHI BEAT』ではイントロから客が頭上クラップで応えていく。健司が曲中に「オレたちのカウントダウンジャパンが帰って来たぞ!」と叫ぶと、ガッツポーズするファンの姿もあった。

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【♪帰りたくないBeat】と会場を揺さぶった『KITAKU BEATS』では、健司の双子の弟の康司がベースを演奏しながら歌う場面も。「遊びきってから帰れよ」と歌詞の一部を変えて叫んだ健司に届けと、客席はどんどんヒートアップしていた。

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歌い出しをアカペラに変えた『峠の幽霊』では、客席がどよめく場面も。真っすぐに届けられた健司の歌声に、会場は静まり返っていた。『シンセンス』では高橋武のドラムソロの後に、健司が「次はあなたの番です。Clap Your Hands!」と誘い、両手を広げたファンは楽しそうにリズムを生み出していた。

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熱く揺れる会場を嬉しそうに見つめた健司は「カウントダウンジャパン。(昨年はコロナ禍で中止されたため)2年待ちました」と静かに話し始めた。「まだ声を出す機会は失われていますが、一歩一歩元に戻ろうとしています。出演させていただいたオレたちは音楽で返そうと思っています。あなたはどうですか? 音楽大好きっている人手を挙げてもらっていいですか?」の問いかけると、たくさんの手がステージに伸びていた。

「その気持ち、絶対に忘れんといてな」と頷いた健司は、「次はメジャーデビュー曲をやっていいですか。このフェスでこの曲を鳴らすことに意味があると思っている」と、バンドを一気に全国区にした人気曲『オドループ』を演奏した。

ギターの赤頭隆児がのけぞりながらギターソロを披露する同曲はライブ前日の29日に、2人の女性が躍るミュージックビデオの累計再生回数が1億回を突破。7年かかって達成した偉業に健司は「すごいびっくりした」と目を丸くしていた。

「いつかこの曲をフェスの1番でかいステージでやりたいと思っていた。自分たちの音楽だけを信じてここに来ることができました。いま作っているアルバム『フレデリズム3』に収録する曲たちもどういう場所で表現するのがいいのかずっと考えていました。ライブハウス、野外音楽堂…。そして『フレデリズム3』に入る曲たちはアリーナで鳴らすことを決めました」と告白すると、「2022年6月29日に国立代々木競技場 第一体育館をおさえました」と宣言。嬉しいサプライズで観客を喜ばせていた。

全8曲を展開したライブの最後は「踊らにゃ損」とループする『YONA YONA DANCE(フレデリズムVer.)』でお祭り騒ぎに。【♪傍観者じゃ勿体ない】の歌詞に合わせ、ファンが気持ちよさそうに全身を揺らしていた。

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ライブ後は「2022年もよろしく。ありがとうございました!」と一礼して感謝した4人。ステージを後にしたわずか9分後には健司が自身のツイッターアカウントでも「6月29日代々木第一体育館おさえました 1年ぶりのフレデリズムアリーナ 完全なるフルキャパ 数万人 2022年のフレデリックの挑戦です。待ってるぞ。」と投稿。全国のファンに吉報を届けていた。

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ステージで電撃告白した通り、2022年は6月29日に東京・国立代々木競技場第一体育館でバンド史上最大規模のワンマンライブ「FREDERHYTHM ARENA 2022」を開催することが決定。さらに3月12日の梅田CLUB QUATTROを皮切りに東名阪のQUATTROを巡るファンクラブツアー「Home Party Tour 2022」も行う。

(Text:Ayano Nishimura)

 

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