2022.01.19 公開
骨太なサウンドで会場を飲み込む演奏とは一転。MCになると再び「ガラガラガラガラ」とうがいを始め、客席をざわつかせる向井。演奏を始めるような仕草でドラマチックに弦を2度奏でると「あった」とポツリ。ポカンとした観客に「あったよ。チューニングが合ったよ。やった」とボケ、笑いを誘っていた。
NUMBER GIRL<COUNTDOWN JAPAN 21/22>(※提供写真) 画像 3/5
「福岡市博多区からやってきたNUMBER GIRLです」。この日、4度目のバンド紹介をした後は、アヒト・イナザワのドラムがさく裂する『タッチ』へ。音が駆け巡るステージでは、4人の魂がぶつかり合っていた。
約35分間のライブの最後に披露した『I don’t know』では凶暴な轟音で制圧。ハガネの振動をファンの身体に刻んだ。
演奏後は向井がメンバーを紹介。拍手の中で「福岡市博多区からやってきたNUMBER GIRLです。幕張。時には女とまぐわり!」と最初と同じあいさつで一礼。不織布マスクを付けた向井は何ごともなかったような顔をして舞台を後にした。
2022年NUMBER GIRLは、「オレは鳴らしますよ、ウエストのうどんのようにしなやかに。」と題した向井秀徳アコースティック&エレクトリックライブが決定。2月20日の京都・紫明会館を皮切りに、福岡、東京、沖縄の4公演を開催する。
(Text:Ayano Nishimura)

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