1曲目が終わると「ありがとう!10-FEETでしたー!アンコール行きまーす」と、おどけるTAKUMA。続く2曲目『super stomper』では、彼らの前に出番を終えたMAN WITH A MISSIONから3人ならぬ狼3匹が登場する一幕もあった。
「みんなやさしくなろうね。今日一日楽しくやれたかな?隣の人がうっかり大声出しちゃったとか、何かモノ無くしたりした人も、どうか笑顔で楽しい気持ちで帰ってや。まだもうちょっと時間がある。楽しんで帰ろうぜ」そんなTAKUMAのMCの後には『蜃気楼』『ハローフィクサー』が続いた。
10-FEET<COUNTDOWN JAPAN 21/22>(※提供写真) 画像 4/7
「準備はいいか!」と『アオ』を歌うと再びTAKUMAから再びメッセージが。「めちゃくちゃ強くならんでもいい。めちゃくちゃやさしくならんでもいい。少しでいいから去年より今年より、ほんのちょっと1mmでもいいから強くやさしくなってほしい。書き込みとかそういうことで何人のやつが死んだか。人を責めるようなカッコ悪いことせえへんでな。本来、利用すべきものに利用されるなよ」。SNSなどの誹謗中傷に対するTAKUMAの想いが語られた。そんなMCからドロップされた曲は『シエラのように』。歌詞の一部を「またこうしてライブハウスで会おうぜ」とさりげなく替えるニクイ演出もあった。
「まだまだ続くぞー!」『VIBES BY VIBES』の激しいイントロが始まると、ベースのNAOKIが小刻みにジャンプ。それに合わせて客席も一斉に飛び跳ねる。ステージはいよいよクライマックスへ突入だ。ここからは、誰もがアガる人気曲が怒涛のごとく展開した。まずはド定番の『その向こうへ』。このステージ集まった10-FEETのオーディエンスたちは、この曲で何度叫んだことだろう。シャウトしながらギターをかきむしるTAKUMAの姿を眺めながら、心の中で一緒に叫んでいたはずだ。
「時間ギリギリまで、このままステージ捌けずに演っていいですか」会場はもちろん熱い拍手で賛同だ。こうして『ヒトリセカイ』『CHERRY BLOSSOM』まで全10曲。この日のヘッドライナーを担った10-FEETは、持ち時間ギリギリまでたっぷり我々を楽しませてくれた。
(Text:バッキー☆大坂)
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