2022.01.06 公開
2021年にメジャーデビュー15周年を迎えたシンガーソングライターの秦基博が、アニバーサリーライブを横浜と大阪にて開催。アコギ1本でステージに立つ秦のライフワークともいうべき『GREEN MIND』と、ストリングスカルテットも含めた『BAND LIVE』の2日公演という自身初の試みに挑戦した。WOWOWでは11月10日に横浜アリーナにて行なわれた、「バンド編成」の模様をお届けする。
【写真】秦基博、15周年アニバーサリーライブが1/9(日) WOWOWで放送(6枚)
今回は、その2日目のライブの模様をレポート。さらにライブ終了後、秦本人に話を聞いた。
前日に同会場で行われた『GREEN MIND』のコンセプチュアルなステージから一転、この日は本人いわく「お祭り」的な内容で、客電が落ちてオープニングBGMが流れ出すと、早くもフロアは総立ちに。ハンドクラップがフロアに響き渡る中、サポートメンバーのトオミ ヨウ(Key)、鈴木正人(B)、朝倉真司(D)、シンリズム(G, Key)、そしてストリングスカルテットがステージへ登場。メンバーがそれぞれのポジションに到着した頃に秦がステージに現れ、まずは『グッバイ・アイザック』からライブがスタートした。
その後も跳ねるようなモータウンビートと、流麗なストリングスのコントラストが際立つ「花咲きポプラ」、パッドを駆使したディスコティックなドラムや、ファンキーなギターカッティングが印象的な「アース・コレクション」、秦の初期代表曲であり、今もライブでは定番のドラマティックなナンバー「鱗(うろこ)」など、新旧織り交ぜながら人気曲を次々と披露する。
秦基博 Photo by 福岡諒祠(GEKKO) 画像 3/6
ライブ中盤のアコースティックセットでは、曲の合間にアニバーサリーらしく秦の秘蔵写真をスライドで紹介。デビューしてからしばらくの間、ビジュアルイメージが定まらずに本人いわく「迷走していた時期」の写真が次々と映し出され、朝倉をはじめとするメンバーたちの愛あるツッコミに、会場は爆笑の渦に包まれた。
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