バックダンサー・team YO-DAの紹介を挟み、そのままダンスパートへ突入。センターラインの薔薇がアクセントになったアシンメトリーなミリタリー衣装でヘッドセットマイクを装着し、ダンサーズと息の合ったフォーメーションダンスで「Inside of mind」、「Love Fight!」を立て続けに披露。
凛々しくクールな表情で「TRANSMIGRATION」を歌い終えると2度目のSHORT MOVIEコーナーへ。「声優アイドル奈々」と題し、映像制作ユニットAC部による高速紙芝居が映し出される。演歌歌手を目指した幼少期から、声優・アーティストとしてデビューするまでの水樹の半生をコミカルに描いた物語だ。声優アイドル奈々がデビュー20周年記念ライブを開催、衣装チェンジのため一旦ステージを後にし、「このあとはもっと赤く燃え上がっていくぞー!」と告げると、映像とリンクするように会場がペンライトで赤く染まり、先月デジタルリリースしたばかりの新曲「Red Breeze」に繋がる。ステージにはさまざまな色の炎が燃え立ち、曲のクライマックスには約10mの花火があがるなど、圧巻の演出に会場のボルテージは最高潮へと達する。勢いをそのままに、畳み掛けるようなメロディが印象的な歌謡ロックの「カルペディエム」を熱唱した。
写真:上飯坂一 高田真紀子 画像 6/12
「私たちの火薬量を増し増しにして、ここからさらに畳み掛けていくぜ!」とライブ終盤戦への意気込みを宣言。「Get up! Shout!」で全力のシャウトを会場中に響かせると、「SCARLET KNIGHT」「Orchestral Fantasia」でラストスパートをかける。
「幸せです!もうずっとずっと歌っていたい気持ちでいっぱいです!」と、お客さんの前で歌える喜びを噛み締め「みなさんと会えた喜びや、愛おしさを次の曲に込めたいと思います」と告げ、本編ラストに「ALL FOR LOVE」を、温かく包み込むような優しい歌声で響かせた。
写真:上飯坂一 高田真紀子 画像 7/12
写真:上飯坂一 高田真紀子 画像 8/12
アンコールを意味する「奈々コール」が客席から聞こえてきそうなほど全力でブルーのペンライトを振るファンに応え、長さ約277cmのスニーカー型トロッコに乗った水樹が登場。久しぶりの再会を喜びながら満面の笑みを浮かべ客席へと手を振り「No Rain, No Rainbow」「POWER GATE」を歌唱する。定番のシャッスコールは今回のライブグッズの音声入りペンライトに収録されている音を使って、声が出せない中でもファンとの掛け合いを楽しんだ。
写真:上飯坂一 高田真紀子 画像 9/12
そしてここで水樹から嬉しいお知らせが!今年の春にニューアルバムを出すことが決定。さらに4月放送開始のTVアニメ「トモダチゲーム」の主題歌を担当。楽曲は既にレコーディング済みでタイトルは「ダブルシャッフル」になることも発表された。そしてさらに、今年7月16日から夏のライブツアーの開催を発表!47都道府県のうち、まだライブで訪れていない唯一の地、茨城県での公演も含まれることが明らかとなり、ライブ開催地全国制覇となるツアーの開催にファンと喜びを溢れさせた。
アンコール3曲目の「UPSETTER」は、2020年のライブが中止になってしまった際にリハーサルスタジオからミニライブという形でファンに披露された楽曲。自身が作詞作曲を手がけた等身大の応援ソングを、元気いっぱいに歌い上げ、「VIRGIN CODE」でステージ全体を駆け抜け、エネルギッシュな歌声を届けた。
