今年9月に4年ぶりの新作EP(ミニアルバム)『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を発表し、各音楽ランキングの首位を席巻した桑田佳祐。勢いそのままに作品を携えて突入した有観客での全国アリーナツアーは、新型コロナウイルス感染防止対策により、各自治体・会場等に定められたキャパシティ制限下で開催。細心の注意と万全の対策が講じられ、各地大盛況で歩みを進めてきた中、12月30日(金)・31日(土)に開催された横浜アリーナ公演にて大団円を迎えた!
【写真】ソロ4年ぶりの有観客全国ツアーが横浜アリーナで年越しフィナーを迎えた桑田佳祐(3枚)
<コロナ禍での開催・・・>
桑田佳祐のソロ4年ぶりとなる新作EP(ミニアルバム)『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』が、9月15日(水)に発売されるやいなや、オリコンやBillboard Japanをはじめとする各音楽ランキングで首位を席巻!全国ラジオでのオンエアランキングなども含めると、30冠超えの大ヒットとなり、現在も記録を伸ばし続けている。今夏に開催された東京オリンピック・パラリンピックに際しては、民放各局の中継やニュース番組で、収録曲である「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」がオンエアされ、CMでも「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」や「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]」、「金目鯛の煮つけ」が連日テレビを賑わせていた。そして昨年末には、各民放のテレビ音楽特番に軒並み出演。圧巻のパフォーマンスを披露しお茶の間の注目を集めた。名実ともに、2021年エンターテインメント業界の顔と言っても過言ではない桑田だが、ごはんEPを携えて、全国アリーナツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH, NO GUTS!!」supported by SOMPOグループ』を9月より開催。全国10箇所を巡り20公演を実施したツアーが、年末12月31日(金)に横浜アリーナにて開催された年越し公演をもって完結した!
まだまだコロナウイルスが全国的に猛威を奮っていた2021年9月、「毎日を懸命に生きておられる皆様の心を、ホンの少しでも晴れやかなものにするお手伝いができれば」という想いのもと、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ公演から本ツアーはスタートした。宮城県ではコロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が9月13日(月)よりまん延防止等重点措置へと移行されており、これ以上ない奇跡的なタイミングで開幕の狼煙を上げた。開催当初は、各自治体・会場等に定められた感染対策ガイドラインに則り、会場キャパシティの半分、かつ上限5000人の規模で公演を実施。途中、中止・延期などに見舞われることもなく、むしろツアーが進むにつれて段階的にキャパシティ制限も緩和され、8箇所目の埼玉公演では、制限がかかって以来最大となる11,250人を各日動員。そして、晦日・大晦日の年越し公演を開催した横浜アリーナでは、フルキャパシティとなる12,000人を各日動員した。
キャパシティ制限の緩和はあったものの、ライブ開催にあたっては万全な感染症対策を実施。人と人との接触を極力避けるため、全て電子チケットのみの取り扱いとし、公演中は最終公演まで歓声NG、マスク着用を徹底、出演者・関係スタッフ全員に抗原検査を実施するなど、ガイドラインも細かく設定した。ウィズコロナ時代のエンタメを切り開く第一歩となる、記念すべき大規模全国ツアーになったといっても過言ではない。
<ライブについて・・>
2021年12月31日(金)、開演時刻。歓声を出すことができない会場からはいつも以上に大きな拍手が湧き起こり、桑田佳祐とミュージシャンたちをステージに迎え入れる。「それ行けベイビー!!」でライブの幕は開き、適当に手を抜いて行こうなという歌詞から始まるこの曲が、息の詰まる毎日を生きる全ての人々の心を解きほぐし、温かな感動が会場を包み込む。3曲目、ファンとの再会を歌った「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]」では、来場者全員に配布されたナマケモノライト(腕時計型ライト)が光り、会場全体に炎を灯すかの如く一斉に点灯し、会場のボルテージも急上昇。リズムに合わせて楽しそうに手拍子し、体を揺らす観客がいてくれるライブに、格別の喜びを感じるかのように、桑田佳祐もとびきりの笑顔と熱のこもったパフォーマンスを見せた。MCでは「会いたかったよ!嬉しいよ、また会えて。おかげさまでここまでやって来れました。満員御礼でございます。今年はマスクを外してライブすることは叶いませんでしたが、皆さんとリラックスして最後まで楽しんでいただければと思います!」とマスク越しに笑顔を見せる観客に語りかけた。多幸感に満ち溢れる中、ファンの前で歌えることの幸せを噛み締めながら、何気ない日常の幸せを歌う最新EPの収録曲「金目鯛の煮つけ」や、2017年にリリースされたアルバム『がらくた』に収録され、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌として大ヒットした「若い広場」、歌詞にご当地ネタを盛り込み、地元の観客を大いに沸かせた「新YOKOHAMA LADY BLUES〜新・横浜レディ・ブルース〜」(原曲「OSAKA LADY BLUES」)など、バラエティに富んだセットリストが繰り広げられた。
