2021.12.30 公開
のん、最初で最後となるZepp Tokyoライブを開催

撮影:南賢太郎(FOCUS STUDIO)  画像 1/9

のん、最初で最後となるZepp Tokyoライブを開催撮影:南賢太郎(FOCUS STUDIO)  画像 5/9

まもなく閉館するZeppTokyoでライブが出来たことをのんは『奇跡が起きた!』と改めて、その喜びを噛みしめる。ここでのんは冒頭に登場した恐竜の尻尾を背中に装着。『ZeppTokyoで尻尾をつけるのも今日で最後』と感無量気味に話し、ZeppTokyo終わらなきゃいいのに、時間が巻き戻ったらいいのにタイムマシンでもあったらいいのに、と「タイムマシンにおねがい」に鮮やかに繋げる。 2017年に発表したデビュー・カセットに収められた楽曲で、これまで数え切れほど、演奏してきただけに、実に堂々した歌いっぷりで客席を圧倒。「こっちを見てる」は自身が主宰する「NON KAIWA FES vol.2」が感染症拡大を受け、無観客開催を余儀なくされた際、のんが怒りを込めた書いた楽曲。あれから1年10ヶ月。ようやくオーディエンスを入れた状態でライブが開催されたこの日に、この曲を歌えることに特別な思いがあったことであろう。

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続いて、スクリーンにはのんが監督・主演を務め、来春2月25日に劇場公開される映画「Ribbon」のトレーラー映像が上映される。この映画は、劇伴をひぐちけいが担当。ベースのなかむらしょーこ、ドラムのナガシマタカトもサントラに参加した。主題歌はサンボマスターが本映画のために描き下ろした「ボクだけのもの」。本編最後はこの曲を、このバンドでカバー。もちろん初披露だ。女性ボーカルでコーラスも入ると、サンボマスター版とは違ったパワー・ポップ感が増す。エンディングのLa La La...では場内総立ちとなり、コーラスに合わせ心の中で歌う。歌いきったあとの、のんの「ドヤ顔」がかわいい。

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いつものコンサートだと、ここでアンコールを求めて大きな声が場内に響き渡るが、今日のライブは声出し禁止。ここで観客は思わぬ行動に出る。入場時に、のんからのクリスマス・プレゼントと配られたタンバリンを「ア・ン・コ・ー・ル」のリズムに合わせて叩き始めた。これはたちまち客席中に伝播。賑やかなタンバリンでのコールとなった会場に、のんとひぐちけいのふたりがニコニコしながら登場。花道ステージの最前方まで進み、ふたりでオリジナルの「クリスマスソング」を演奏。続いて、バンドのメンバーふたりが加わり、ラストはのんのライブで、ここそ!というタイミングで演奏される鉄板メロコア・ナンバー「わたしは部屋充」を声の限りに歌い、広いステージを右に左にそして花道にと動き回り、オーディエンスの熱気に応えていく。

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