2021.12.27 公開
超特急・DISH//、大阪城ホールにて結成10周年を祝うスペシャルライブを開催

Photo by 米山三郎、深野輝美  画像 1/11

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鳴りやまない拍手に応え、2組がステージに並ぶと「なんかやりますか」と、まずはDISH//の橘が作詞・曲した「Loop.」を披露。グルーヴィーなノリに合わせて超特急のダンサー4人が踊り、タカシと北村が寄り添って歌声を合わせるという贅沢なコラボレーションに、客席は喜びの声を噛み殺す。超特急の鉄板曲「Burn!」もDISH//のバンドサウンドをバックに、おなじみのバッテンダンスも普段とは一味違う生々しい躍動感のあるものに。「バンドサウンド気持ちいい」「来年の春ツアー、DISH//も一緒に回ってもらおう」と超特急の面々が沸き立つと、DISH//サイドも「全然バックバンドやるよ」と快諾。確かに一回切りで終わるのが惜しいほど、2組の呼吸もピッタリの上にメンバーは抜群の笑顔を見せてくれていた。

ここからは、この2組ならではの思い出話やトークで場は大盛り上がり。昔、橘がリョウガの家に遊びに行ってロフトのはしごから落ちた話に、北村は3歳年上のユーキとリョウガが事務所に入ってきたときの印象を「赤と黄色のTシャツを着てたから、リンゴとバナナの巨人」と形容。カイは事務所のレッスンで最初に仲良くなったのが泉で、そのときの関係から未だに泉は彼のみをカイくんとくん付けで呼んでいるという。また、昔の特典会の話になり、当時はカスタマイZに所属していた泉が「なぜかラグビー部の衣装でツーショット撮った」と言えば、カイは「俺らなんてネギとダルマ持ってツーショット撮ったよ!」と、今では考えられないエピソードも。それもすべて今となっては良い思い出であり、今を創り上げた大事な糧だ。

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「曲作ったんですよ。タカシとDISH//の4人で。そこに超特急のダンサー4人が振り付けをして、僕らの思い出だったり、お互いの視点であの頃とか今の話、これからの話を書いた曲を、最後に1曲やりたいなと」

そんな北村の言葉からも、彼らにとって過去は消し去るものではなく、慈しむべきものであることがわかるだろう。「こうやっていろんなことをDISH//とできて、届けられるのが、心の底から嬉しかった。この曲をやれるのも今日だけかもしれないから」とタカシが念押して、贈られたスペシャルソングの名は「STORYs」。結成から今日までの道のり、そして未来への願いをそのまま描いたかのような歌詞に、超特急メンバーのダンス、さらにDISH//のエモーショナルな演奏は、まさに彼ら自身の物語を感じさせるものだ。夢見た未来じゃなくたって イマはイマにしかない終着駅もう何も怖れはしないさ まだ終わらない僕らのストーリーを等、痛いくらいに率直なリリックを歌い上げ、最後のロングトーンをタカシが朗々と聞かせると、ステージからは黄金色の火花が高くスパーク。華やかで感動的なフィナーレに、リョウガは「僕たちの歴史に残る伝説の1日になった。最高の10歳の誕生日になりました」と顔をほころばせ、タクヤが「10年後、もっと大ごとなことやっちゃう?」と言えば、北村は「10年後、こたつ囲んで飲み会を放送します!」とジョークを飛ばす。しかし、すぐに顔を引き締めて「お互い掲げているものもあるだろうし、また叶えて会いましょう」と、グッズのスウェットにプリントされた5人と4人が別々の方向を真っ直ぐに見据えているデザインを紹介。ちなみに今回のグッズはすべて、9人の仲でも特に仲のいいタクヤと橘が共同でプロデュースしている。

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