2021.12.13 公開
miwa、自身初となるビルボードライブツアー最終日に5年ぶりのオリジナルアルバムリリースを発表

写真:佐藤薫  画像 1/6

YouTubeチャンネルの『THE FIRST TAKE』で共演したヴァイオリンの須原杏とチェロの村岡苑子が加わり、「皆さんにとって大切な人を心に思い浮かべながら聴いてください」と言って「月食 ~winter moon~」、そしてピアノとチェロを伴奏に「片想い」を届ける。ステージ後方のカーテンが開き、冬の六本木の夜景をバックに、切なくも繊細なmiwaのボーカル、特にロングトーンが心に沁み込んでくる。再び5人で「オトシモノ」を披露。ボーカル徐々に熱を帯びていくと、続いてはストリングスアレンジで生まれ変わった「Faith」へ。もともとライブでも盛り上がるロックナンバーで、大きなクラップの中で力強いボーカル、そしてギターのフレーズを置き換えたという激しいヴァイオリンソロも大きな聴きどころになっていた。

「この会えない期間中も私の音楽を聴いてくれたり、応援してくれたり、皆さんの思いを受け取って毎日過ごしてきました。何回も歌ってきた思い出の詰まった曲ですが、この曲を書いたときに、人の思いというのは目には見えないけど、きっとこの世界にたくさん溢れていて、誰かを思う気持ちは必ず届くんだということです。その思でその人は輝けるんだ。それを頼りに生きていくということができるんだと、会えない期間中感じていました」と言って「ヒカリヘ」を歌う。アルペジオからしっとりと始まり、途中でピックを手に、ストロークにしてテンポを上げると共に、会場からクラップも起こり、一体感に包まれてライブ本編を終えた。

写真:佐藤薫  画像 4/6

アンコールでは、今日の思い出にと、演奏中のスマホ撮影会を実施。ファイナルということでデビュー曲「don’t cry anymore」を少しだけ歌ってみせる。

「また来年会える機会があることが嬉しいなと思います。今まで当たり前にまたねと言っていたけど、それがこんなにも貴重でありがたいものなんだと、毎日感じています。今日来てくださった皆さんが来年新しい一歩を踏み出していくときに、少しでも勇気となるメッセージをこの曲から受け取っていただけたらなと思います」と伝え、最後に2022年2月8日(火)にNetflixにて全世界同時配信されることが決定した映画「神在月のこども」主題歌である「神無 -KANNA-」を心を込めて歌い、初の『miwa Billboard Live Tour 2021 miwa CLASSIC』を締めくくった。

ライブ本編終了後の告知映像にて、6枚目のアルバム「Sparkle」のリリースが発表された。2018年にリリースされたベストアルバムを挟み、オリジナルアルバムとしては2017年の「SPLASH☆WORLD」以来実に5年ぶりとなる。TBS系金曜ドラマ「凪のお暇」の主題歌でヒットを記録した「リブート」や、今年リリースのシングル「神無-KANNA-」(映画「神在月のこども」主題歌)、「アイヲトウ」(映画「総理の夫」主題歌)などタイアップ楽曲満載の収録曲となり、miwaの5年間の活動が濃縮された作品となる。詳細は追って公式サイトやSNSにて発表される。

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