サカナクションが12月11日(土)愛知県・Aichi Sky Expoより全国6都市14公演で構成されるアリーナツアー「SAKANAQUARIUM アダプト TOUR」 をスタート。この公演は2020年2月に新型コロナウィルスの感染拡大の状況を踏まえ全国ツアーが中止となってしまって以降、サカナクションとしては約1年10か月ぶりとなる有観客ライブ。
【写真】約1年10か月ぶりとなる有観客全国アリーナツアーがスタートしたサカナクション(7枚)
ツアーに先行して11月20日、21日の2日間にわたって行われたオンラインライブ「SAKANAQUARIUM アダプト ONLINE」 のコンセプトを実際の観客がいるライブに移したもので、オンラインライブ同様約13メートル・4階建てビル相当の「アダプトタワー」という巨大なセットを導入した。
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オンラインライブ同様、ライブの総合演出を映像ディレクターの田中裕介が担当。アダプトタワーを舞台として、舞台、映像、ライブが混然一体となった独自の世界観をもつエンターテイメントショウを作り上げた。また、スピーカーの配置箇所を増やして、音響的な死角を減らすことを目指したサカナクションオリジナルのサウンドシステムである、SPEAKER +(スピーカープラス) も初導入。大音響かつ高水準のサウンドを観客は体験した。
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ライブの前半では各方面から注目を集める若手女優の川床明日香が女性キャストとして登場。サカナクションの演奏と並行してアダプトタワーを舞台に女性の物語が進行。楽曲と女性が登場する物語が時に交錯しながら同時進行していく。
ステージの両サイドに設置されたサービスモニターの大型画面もビジュアルエフェクトとして最大限に活用し、実際のライブと映像の中の世界がまるでパラレルワールドのように展開する仕掛けに。大音量のサカナクションサウンドとともに田中裕介によって仕掛けられた演出に観客は魅了された。
