2021.12.07 公開
【ライブレポート】ヤバイTシャツ屋さん、高揚ナンバーからメロウな楽曲まで心踊るライブを届ける! <JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn>

ヤバイTシャツ屋さん (C)JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn  画像 1/7

「今日のライブ駆け抜けていきます」の言葉に続いて披露したのが、『NO MONEY DANCE』。3人は、多少ラウドな要素も歌声や演奏に加えながらせまりだす。とはいえ、そこはヤバイTシャツ屋さん。ゴリゴリな世界へ身を浸しつつも、楽しいモードに心は染まっていた。歌詞に合わせ、背景の映像に寿司ネタが登場するなど、その演出もオンラインフェスならではだ。

【ライブレポート】ヤバイTシャツ屋さん、高揚ナンバーからメロウな楽曲まで心踊るライブを届ける! <JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn>ヤバイTシャツ屋さん (C)JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn  画像 4/7 【ライブレポート】ヤバイTシャツ屋さん、高揚ナンバーからメロウな楽曲まで心踊るライブを届ける! <JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn>ヤバイTシャツ屋さん (C)JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn  画像 5/7

ヘヴィさを継続させながら、楽曲は『喜志駅周辺なんもない』へ。とてもローカルな内容だろうと、そんなの楽しむことに関係ない。背景には、喜志駅周辺の路線図が映るという演出も登場。楽曲の世界観に合わせ、いろんな映像の演出を施してゆくのもオンラインという環境に加え、ライブを映し出している会場の設備が充実しているからだ。

掻き鳴らすギターの音に導かれ、こやまたくや曰く「比較的マニアックな曲」の『かかとローラー』も加えながら楽曲は進んでゆく。高揚ナンバーと言えば良いだろうか。体感的のみならず、気持ちの内側からも熱い思いが沸き立つ。身体中を熱が支配してゆく感覚が、たまらなく気持ちいい。


メンバーらの煽り声に合わせ飛びだしたのが、『無線LANばり便利』。いくつもの日常の事柄に見せて、意外と生活に密着した重要なことを、彼らはサラッとシニカルに歌や演奏に変えてゆく。そういえば、今日のライブはWi-Fiで見ているんだっけ。確かに有線LANのほうが安定はしているけど。無線LANだって、彼らとこうやって繋がるうえでは大事な手段だ。

ギターのハウリング音から、楽曲はラウドでスリリングなパンキッシュナンバーに変貌。今まで以上に心地好い緊張感を持った空気を作りながら、3人は『くそ現代っ子ごみかす20代』に乗せ、楽器を掻き鳴らし、感情を掻きむしりながら、高ぶる気持ちをぶつけていった。
     
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さぁ勢いづいた気持ちのまま、激しく踊りまくれ。こやまたくやしばたありぼぼの掛け合いも心地好い楽曲に合わせ、気持ちが騒ぎだす。巧みに転調を繰り返し細かく表情を変えながらも、楽しく身体を騒がせ、躍らせるところが最高だ。

表情を塗りかえるように、ヤバイTシャツ屋さんはメロウでダウナーな表情を見せてきた。ノリノリで煽り倒すのもヤバイTシャツ屋さんのライブの楽しさだが、気持ちにジンワリと染み渡るメロウな曲を届けながら、1ステージの中へ巧みに緩急の表情を示してゆくからこそ、ライブに、一つ一つの楽曲へ深みを覚える。気持ちにじんわりと染み込む『ゆとりロック』をブリッジにすることで、心に大きなうねりを感じられている気分だった。

『ヤバみ』を合図に、ヤバイTシャツ屋さんは感情のボリュームをグッと右へまわしだした。ふたたび気持ちが騒ぎだす。ちょっとヤバみなくらいのほうが、刺激があっていい。そのまま終盤までアガった気持ちのまま、彼らと一緒に熱狂の中へダイブしていきたい。

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