2021.12.06 公開
KANA-BOON、新曲『Re:Pray』で思いを届ける!<JAPAN ONLINE FESTIVAL>

KANA-BOON (C)JAPAN ONLINE FESTIVAL 2021 Autumn  画像 1/7

「心を動かす、みんなの身体を動かすのが僕らの目的です」と語る谷口鮪。その言葉を受け、小泉貴裕のドラムがロールしてゆく。止まることなく鳴り響くドラムビートに合わせ、手拍子を求めるメンバーたち。軽快に弾みだした演奏が『ネリネ』に変わると同時に、身体がウキウキと弾みだした。跳ねたリズムに乗せ軽快に歌い演奏するメンバーたち。KANA-BOONが作りだす、晴れた世界へ連れ出す心地好い音楽に合わせスキップしていたい気分だ。この場にじっと座っているのがもどかしい。彼らの描き出す跳ねた演奏へ身を預け、一緒にいろんな景色に触れながら旅をしたい。そんな風に気持ちを外へ連れ出す楽曲に刺激を受け、心が騒いでいた。

シャキシャキッとした軽快なリズムが気持ちいい。『アスター』が、外へ飛び出したい気持ちを散歩へと連れ出せば、歌を通していろんな景色を見せてきた。そんな気持ちに『アスター』が、KANA-BOONの演奏が染めてくれた。無性に気持ちが弾むんだ。そこへ理屈も屁理屈も関係ない。その音や歌声に誘われるなら、その歌声や演奏を追いかけ、自分も気持ちを素直に解き放てばいい。そこには、笑顔と楽しさだけがあるのだから。

「久し振りにやる曲を」と呟いた谷口鮪の言葉を合図に演奏したのが、『かけぬけて』。胸をスカッとした気持ちへ導く楽曲だ。爽快というよりは何処か影を背負っている。だからこそ、闇や影を吹き飛ばすように駆けだそうとしてゆく思いへ触発され、気持ちがジワジワと上がりだす。上がる気持ちへ誘われるままに駆け続けたくなる。『かけぬけて』を心のテーマ曲にしながら、気持ちが導くまま明日へ向かって笑顔ではしゃいでいたい。そんな気分でいれることが、最高だ。


流れだしたのが、『ダイバー』。挫けそうな気持ちを、弱さに負けそうになる感情を、KANA-BOONは奏でる歌を通して励まし続けてゆく。心に影を落とす日々は、相変わらず多い。もちろん、力強く背中を押してもらえるのも嬉しいこと。でも、壊れそうな弱い気持ちへ寄り添い、無くした心の欠片をこうやって埋めてくれる歌が、弱い心には最高のエールソングになる。さりげなく、優しく歌い演奏する彼らのライブに触れながら、エモい感情に心がじんわりと満たされていた。

「フェスを止めない選択をしてくれたことは、ロックファンにとっても一つの希望になったんじゃないかな」「あなたに会いたくて仕方なくて、あなたの前でもっとぶつかりたい」「一緒に生のライブを楽しみましょう」「昨日まであったものが簡単に無くなってしまう世界になってから、俺たちの役居場所は何処だろうとずっと考えてました」など、沸きだす思いをぶつけてゆく谷口鮪

披露したのが新曲の『Re:Pray』だ。いろいろと心悩み、惑わす時代の中で過ごしながら、その時代の中で思いを放つことへ、彼らは自分たちの生きる道標を見いだしている。だからこそKANA-BOONは、今の時代の中、「きみ」へ伝え、届けたい思いを、新しい希望へと繋がる心模様を、歌に乗せ祈るように届けていた。終えるのは今じゃない、またここから始めればいい。そんな彼らの思いが、抜けない棘として心に刺さっていた。

光をまといながら軽快に楽曲が駆けだした。『スターマーカー』が笑顔を引っ張りだす。キラキラとした楽曲へ触れているだけで、心がウキウキとはしゃぎだす。眩しい歌の輝きを全身に浴びながら、一緒に躍ろうか。ライブはまだ終わっちゃいない。もっともっと輝く笑顔の空間へ連れ出してくれ。

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