2021.10.18 公開
佐野元春、40周年アニバーサリーライブがWOWOWでいよいよ放送! インタビューありのライブレポートが公開

佐野元春(写真提供:2021 M's Factory Music Publishers, Inc., DaisyMusic, Inc.)  画像 1/4

佐野元春、40周年アニバーサリーライブがWOWOWでいよいよ放送! インタビューありのライブレポートが公開 佐野元春(写真提供:2021 M's Factory Music Publishers, Inc., DaisyMusic, Inc.)  画像 3/4

今回のライブは80・90年代の楽曲は勿論、コロナ禍で発表された「エンタテイメント!」などここ数年で発表された楽曲も多かった。佐野らしい前向きな姿勢が伝わった。
「ライブはただ昔を懐かしむためにやるんじゃない。今を生きていくんだ、そんな気持ちをオーディエンスと確かめ合うためのものだと思います」

その中でも特に深い感慨を与えた曲がある。1981年に発表された「ハートビート」だ。
「この曲をザ・コヨーテバンドで演ったのは初めてでした。ザ・ハートランド時代の曲をザ・コヨーテバンドがオリジナルアレンジで演奏して歌う。それはとても意義のあること。この曲のときだけは、何だかちょっぴりセンチメンタルな気持ちになりました」
収録カメラが佐野に近付き、佐野の歌い上げる表情や革ジャンとTシャツの下の鍛え上げられた胸板も浮かび上がる。番組のみどころのひとつだ。

ライブは畳みかけるように加速度を増す。「La Vita é Bella」「優しい闇」などザ・コヨーテバンドを代表するナンバーから「悲しきレイディオ」「SOMEDAY」と続き、本編ラストは「アンジェリーナ」。声を出せない観衆の心の大合唱が木魂する。会場がまさにひとつになった瞬間だった。

武道館ライブが開催されたのは、佐野の65歳の誕生日。ステージ上でサプライズもあった。コロナ禍での開催で神経を研ぎ澄ませて臨んでいた佐野も「グッとくるものがありました」と語る、感動的な演出も映像に収められている。

アンコールで「約束の橋」を歌い、長時間のライブはフィナーレを迎えた。大団円のステージで、佐野は40周年に句読点を打った。

集大成ではなく、句読点―。佐野はすでにザ・コヨーテバンドと共に、アフター40周年に向けて始動している。
「来春には新作をリリースします。まさにNEW SOUND、新しい時代を生きる新しいジェネレーションに是非聴いてもらいたい。そんなロックンロールアルバムになると思います」

佐野元春、40周年アニバーサリーライブがWOWOWでいよいよ放送! インタビューありのライブレポートが公開 佐野元春(写真提供:2021 M's Factory Music Publishers, Inc., DaisyMusic, Inc.)  画像 4/4
11月からは最新ツアーに出る。そして、WOWOWのオリジナル音楽レギュラー番組「INVITATION」にも出演する。
「普段はやらないカバー曲や、スカパラ ホーンズを迎えて「愛が分母」と80年代のヒップホップナンバー「コンプリケイション・シェイクダウン」も演奏する予定です。楽しみにしていてください」

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