2021.10.18 公開
佐野元春、40周年アニバーサリーライブがWOWOWでいよいよ放送! インタビューありのライブレポートが公開

佐野元春(写真提供:2021 M's Factory Music Publishers, Inc., DaisyMusic, Inc.)  画像 1/4

2020年、人類を襲った新型コロナウイルスの猛威。デビュー40周年を迎えた佐野元春も活動の制限を余儀なくされた。荒れ地と化した世界、「不要不急」の名のもとに閉ざされたライブエンタテイメントの扉。厳しい状況下で、佐野は今年春の日本武道館・大阪城ホールでの40周年アニバーサリーライブ開催を決意、年が明けて即座に発表した。万全な対策が施され行われたこのライブでは、時代を超えた輝きを放つ名曲の数々が披露され、大観衆を音楽の魔法で魅了した。

【写真】佐野元春、40周年アニバーサリーライブがWOWOWでいよいよ放送!(4枚)


佐野元春、40周年アニバーサリーライブがWOWOWでいよいよ放送! インタビューありのライブレポートが公開 佐野元春(※提供写真)  画像 2/4

感動のライブから半年、ついに映像が完成した。佐野はこの作品についてこう語る。
「ストーリーを感じました。COVID-19の状況下で僕とバンドが何を感じていたのか、それを観てもらえる映像です」

 特設サイトで発表された開催宣言ではファンを勇気づける一方、「君に会えるのは これで最後だろうか」とも吐露していた。
「コンサートが中止になる可能性も考えていた。無事に開催出来て本当に良かった」
バンドメンバー・スタッフと力を尽くして、ライブが実現したのだ。

今回のライブのために特別編成されたバンドは、THE COYOTE GRAND ROCKESTRA。
佐野とザ・コヨーテバンドにザ・ホーボーキング・バンド時代からの盟友Dr.KyOn (key.)と山本拓夫(sax.)、そして西村浩二(Tr.)が加わった大編成となった。
「彼らのパフォーマンスは素晴らしいの一言。彼らがいなければ、僕の音楽は成立しない。改めて感謝したい」


ライブは「ジュジュ」から始まり、1989年発表のアルバム「ナポレオンフィシュと泳ぐ日」収録楽曲が3曲続いた。開演直後から客席のテンションの高さは鳥肌が立つ程だった。
1989年といえば、ベルリンの壁が壊され、日本では昭和から平成に元号が変わった年。激動の時代の空気を感じさせた楽曲たちが、コロナ禍の世界を生きる者たちへのアンセムの様に会場に鳴り響いた。

「ナポレオンフィシュと泳ぐ日」からの3曲。無意識のうちに今の自分の気持ちを伝えたかったのかもしれない。セットリストは新旧ファンが喜んでくれる曲の中から、ビートや雰囲気を考えて全体を構成しました」

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