鈴木愛理が10月13日(水)、日本武道館にてワンマンライブツアー<鈴木愛理 LIVE 2021~26/27~>の東京公演を開催した。
本公演はライブタイトルにも『26/27』と記されているように、鈴木愛理が26歳から27歳へとわたる期間で発表してきた様々な楽曲を総まとめでライブ披露する晴れの舞台。当日は感染予防対策を徹底した上で観客約5000人を動員し、初披露曲やメドレーを含む全19曲がパフォーマンスされた。
鈴木愛理ワンマンライブ「鈴木愛理 LIVE 2021~26/27~ @ 日本武道館」の様子(※提供写真) 画像 2/4
白ドレス衣装でステージに現れた鈴木愛理は、生バンド演奏をバックに観客席の視線を一身に集めながら最新デジタルシングル曲「Be Brave」でライブをスタート。「皆さんこんばんは、鈴木愛理です。素敵なライブにしようね!」と会場に呼びかけ、冒頭からアグレッシブな歌唱で会場を魅了した。デビュー以降様々なアーティストからの提供楽曲を受けている鈴木だが、時にロックにもジャズにも振り切れる技巧的な楽曲群を見事に表現しきるパフォーマンス力はこの2年でさらに強化されている。
最初のブロックの終わりには、先日MVが公開されたばかりの「rescue」(楽曲提供:Amber's)。「みんなちゃんと予習してきてくれたかなー?」と快活に煽りを入れ、歌詞にも『愛』を感じさせるアップテンポチューンで会場を一つにまとめあげた。
MCではこの日の雨模様に思いを馳せ、鈴木が所属していた℃-ute 時代の『大きなライブの日に雨が降ると成功する』というジンクスを思い出す場面も。コロナ禍の影響で鈴木愛理の単独公演は約2年ぶりの開催となったが、「この雨は、きっと地球全体が喜んでいる雨だ!と思っています。みんなともやっとここで、音楽でひとつになれるね」とコメント。また、この2年間を「自分を見つめ直す時間が増えた時期でした」とも語り、吉澤嘉代子の楽曲提供による新曲バラード「笑顔」をアコースティックギターの響きとともに初披露する。
鈴木愛理ワンマンライブ「鈴木愛理 LIVE 2021~26/27~ @ 日本武道館」の様子(※提供写真) 画像 3/4
転換開けの中盤では、パラリンピックにも参加した5人組ガールズブラスユニット・MOSがパフォーマンスに参加。ブギーナンバー「Let The Show Begin」では彼女たちのブラスサウンドに鈴木のパワフルな歌唱がのり、会場の熱気を一気に盛り上げる。MC では歓声の代わりに観客の拍手による大きなコール&レスポンスが会場に響き渡った。後半戦では℃-ute や Buono!時代のヒット曲やソロ曲のメドレーを交え、鈴木雅之とのコラボで話題となった「DADDY! DADDY! DO! feat. 鈴木愛理」で華やかに本編ラストを締めくくった。
鈴木愛理ワンマンライブ「鈴木愛理 LIVE 2021~26/27~ @ 日本武道館」の様子(※提供写真) 画像 4/4
