Photo by 田中聖太郎
デビュー5周年を記念した初のベストアルバムをリリースたばかりの家入レオ(22)、初の日本武道館公演も成功させ歌手としてだけでなく、今年は主演舞台が決定しているなど女優としても充実した活動をしている大原櫻子(21)、昨年の月9ドラマでヒロインを演じ話題となったシンガーソングライター藤原さくら(21)の同世代かつ大人気女性3アーティストによるイベント「ビクターロック祭り番外編IchigoIchie Join 6 家入レオ × 大原櫻子 × 藤原さくら」を3月12日(日)パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催した。
3人共に同じレコード会社に所属し、それぞれのライブにも足を運ぶなどプライベートでも親交の深い3アーティストでありながら、ステージ上で一同に会するのはこのイベントが初。そもそもこの3アーティストの親交は、家入レオのライブをファンであった大原櫻子がメジャーデビュー直後の2014年に観覧し挨拶したことに始まり、翌2015年秋には一足早く2人によるジョイントコンサート(同ロック祭り番外編)が実現。
その後、同年にメジャーデビューした藤原さくらのライブへ、家入レオと大原櫻子が一緒に足を運び、ライブ後の楽屋で揃って会話したのが今に至る3人の交友のきっかけ。大原櫻子は家入レオのファンで、藤原さくらと家入レオは同じ福岡出身、しかもデビュー前の藤原さくらのライブを大原櫻子は見ていたという偶然も重なって、友情だけでなくお互いの活動を尊重し合う関係にもなっている。
そんな3人がライブに向けて「この日しか出来ない特別なことが出来たら」と事前にコメントしていた通り、まさにこの日だけ?!の3人共演によるスペシャル・サプライズをパシフィコ横浜に集まった4,000人の観客の前で披露し、超貴重な一夜限りの豪華ライブとなった。
トップバッターを飾ったのは藤原さくら。ライブはフジテレビ系月9ドラマ主題歌の「Soup」で幕を開けた。藤原の脇を固めるのは、これまでにもアルバムのプロデュースとして参加、現在は活動休止中のバンドプロジェクトOvallからドラムのmabanua、ギターの関口シンゴ、ベースのShingo Suzuki。そして、キーボードには村岡夏彦というおなじみのメンバー。
「トップバッターで緊張しますが、今日はよろしくお願いします!」と意気込み、家入や大原と仲良くなった経緯を話し、さらに「こうやって3人でライブが出来てうれしいです」と抱負を語った。続く曲も自身が出演したドラマの挿入歌となっていたバラード「好きよ 好きよ 好きよ」をしっとりと聴かせ、アグレッシブなギターカッティングではじまる「Cigarette butts」を披露。そして3月29日にリリースするセカンドシングル「Someday / 春の歌」の新曲2曲も演奏した。
「久しぶりに自分で書いた曲を世に出します。去年の今頃はドラマ撮影があったり、(そのドラマで必要な)バイクの免許とったりしてたんですけど、そのドラマをきっかけにいろんな出会いがあり、さらに自分のおばあちゃんに、亡くなったおじいちゃんとの馴れ初めを聞いたことがきっかけで、大切な人との出逢いって、偶然じゃなくて必然なんだって、自分が大切な人に出逢ったら、そう思うようになるのかな…と、出逢いについていろいろ考えながら作った曲です。」とシンガーソングライターとしての"藤原さくら”自身の作詞・作曲による新曲「Someday」と、シンガーとしての"藤原さくら”の天性のスモーキーヴォイスが冴える、スピッツの永遠の名曲「春の歌」(映画『3月のライオン』後編主題歌)のカバーを披露した。
最後は、1st Album「good morning」収録のリードトラック『「かわいい」』で本編を締めくくった。