2021.09.29 公開
LAMP IN TERRENドラム・川口大喜、今年限りで活動終了を発表

LAMP IN TERREN(※提供写真)  画像 1/1

ロックバンド・LAMP IN TERRENのドラムの川口大喜が2021年内をもってメンバーとしての活動を終了し、脱退することが発表された。

発表によると、本人からバンドマンとしてではなく、1ドラムプレイヤー、そして一社会人としてこれまでの環境を離れ、一度自分ひとりだけの意思で今後の人生を歩んでいきたいという相談があったという。メンバー、スタッフ含めて話し合いを重ね、川口自身の人生と目標を尊重し、意向を前向きに受け入れるに至った。

現在発表している年内のライブは川口を含めた4人で実施。また、現在進行しているベストアルバム『Romantic Egoist』の制作・リリース及び、ワンマンライブ「Branch」は結成15周年記念プロジェクトとして予定を変更することなく行う。

なお、9月30日(木)20:00よりLAMP IN TERRENオフィシャルYouTubeチャンネルよりライブ配信でメンバーより直接メッセージを届ける予定だ。


川口大喜・コメント】
突然のご報告になってしまい大変申し訳ございません。
発表の通り私、川口大喜は今年をもちましてLAMP IN TERRENを脱退いたします。

今回の決断に至る最終的な申し出をしたのは今年の8月頃でした。
ただ、正直な話をしてしまうと、メンバーに脱退の気持ちを伝えたりというようなことは今回が初めてではありませんでした。過去にも何度か脱退の話をしたことがありましたが、その度に引き止めてもらい、ここまで続けてくることができました。
テレンの音楽が好きであったこと、松本の書く曲に惚れていたこと、そして応援してくれているファンの皆様、友や家族達の存在が自分がテレンに身を置いてきた理由であったことは確かです。
というか、それ以外ありません。

しかし、やはり変えられない、変わらないものが自分の中にはありました。
元々、能動的に動き、自分という人間を自分だけの意思で動かし、力を最大限発揮する、そのようなイメージを強く持つ自分であることから、今の環境のままでは放っておくことのできない疑問や不安、違和感を抱えており、これからの人生を考えた上で、もっと本質的な、もっと根本的なところで自分と向き合い、自問自答を重ねた末、この辺で一度今ある環境から飛び出し、新たに再スタートを切ろうと決心致しました。

失敗してもいいから、とにかく自分個人の意思を最優先に、やりたいこと、やるべきことをとことん追求し進んでいきたいと強く思っております。
悔いはありませんし、今後の自分にとってもこの決断はとても重要だと強く感じております。

気づけばテレンに加入して10年、20代のほとんどはLAMP IN TERREN川口大喜として生きてきましたが、来年からは一人の川口大喜として、そして名前の通り自分をはじめ周りの方も大喜びできることをやっていきたいと思います。

改めて、今回の決断に真摯に向き合ってくれたメンバー、スタッフの皆様、そしてこんな自分に温かい言葉をくれた事務所の先輩方やアーティストの皆様、本当にありがとうございます。

そして最後に
ファンの皆様、今まで応援していただき大変感謝しております。
自分のドラムを好きだと言ってくれる、そしてテレンの音楽を好きだと言ってくれる皆様がとても誇らしいです。
来年からはもういなくなってしまいますが、今年いっぱいLAMP IN TERRENとしての川口大喜を最後までやりきります。
今後ともLAMP IN TERRENをよろしくお願い致します。

川口大喜


【メンバーコメント】
この文章は真ちゃんと健仁の気持ちを重ねて松本が文字を連ねています。個人的な話もすると思うので、前置き。

"バンド"は個々人の人生や目的、夢やその指標が交錯した所に脈を打つとても不安定な生き物です。だからこそ宿している美しさがあり、だからこそどうしても皆さんにとって前向きには受け取り辛いお知らせになってしまうのだろうと思います。

僕らも脱退の旨を聞いた時、寂しい気持ちが確かにありました。けれど個人の選択として頷ける点と、このバンドに身を置いている立場として「気持ちがここにないのに一緒に音を重ねる事なんてできない」という2点でわりとすぐ受け入れることができました。

とはいえ、僕らは長い時間を共有しすぎています。バンドとしては中学2年生から15年、大喜とは10年になりました。僕ら3人もまた、大切な選択の場面に立っています。

僕が今1番大切にしたいのは曲を作る事と、それを表現し続ける事です。それさえ忘れなければいつだって前を向けます。いつまでも歩いていけます。僕の人生や目標、夢やその指標です。だから大喜には大きく手を振ります。送り出しはしません。僕らもまた、望むままに歩き出すだけ。これからも音を鳴らせる限り鳴らし続けます。よろしくお願いします。

松本 大
大屋真太郎
中原健仁

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