「アンコールありがとうございます。無事にファイナルを迎えられて良かったです。メンバーも無事で、無事にちゃんとできて良かったっていう気持ちです。新曲発売されます!非常にのびのびとできたツアーで良かったです。」とツアーの感想を話す杙凪は、珍しく自ら電話をしてプライベートで久しぶりにメンバーと会ったことも嬉しそうに明かした。
前回のツアーでライブの延期が重なったこともあり、無事に終えられるということが当たり前ではないと実感している分、昴だけではなく他のメンバーも無事にファイナルを迎えられてホッとしている様子だった。
そして昴からは、改めて告知映像で流れたニューシングルの発売と冬のワンマンツアーの開催の発表があった。
ツアータイトルである『WORLD END』は、「世界の終わり」ではなく「世界の果て」という意味でつけたのだそう。
『IN THE STORM』で嵐を戦い『Roar to Dawn』の『LEON』で闇を駆け抜け、その先、その果てにあるものが何なのかという意味も込められているという。
また来年の2月14日、自身の誕生日にライブを開催することも発表された。
「今日でツアーは終わっちゃうんですけど、またツアーできそうです。ありがとうございます。なかのZERO 大ホールいいね、俺めっちゃここ好きかも。またここ来たいな。まだまだ続きます、よろしくお願いします!いくぞ中野!いくぞ東京!!アンコールも吹き飛ばしていこうぜ!!」の掛け声から、『星に願いを』『Set me free』のRoyzらしいアッパーチューンでアンコールに応える。
「今日で1つ、Roar to Dawnという旅が終わりを迎えますが、また新たな旅をみんなにお知らせできる今のこの現状が有り難くてたまりません、どうもありがとう。」と、諦めずに進んでいく今と重なる『Supernova』で締めくくった。
「不思議とツアーが終わることに対しての寂しい気持ちが1ミリもありません。それよりも、今日という1日を無事に迎えることができたこと、ツアーをちゃんと終わらせられたこと、そしてまたこの先があること、どちらかというとその気持ちが今は強くて良い夏でした。今まで過ごしてきた夏と形は違ったかもしれないけど、それでも大切なツアーの1本でした。これからも、このツアーのことを大事にしてあげて共にいきましょう。Royzでした!ありがとうございました!!」の昴の言葉とともに、2021年夏のツアーは幕を閉じた。
新旧織り交ぜながら物語のような構成のセットリストで、Royzの幅広い音楽性と、コロナ禍でも先を見据え一歩一歩着実に前進していることが実感できるライブだった。
ヴィジュアルシーンに欠かせない存在のRoyzに、今後も注目していきたい。
