来場が叶わずライブビューイングで参戦しているファンにも画面越しに声を掛け、「Royzは大きい場所が似合うバンドだと思っているので、のびのびと今日も最後までやらせていただきます。いくぞ中野ー!いくぞ東京ー!!」と盛り上げながら『ANTHEM』を演奏。
『ステラ』ではフロアがRoyzスティックのグリーン一色に染まりファンとの一体感が生まれ、『abnormality』(※注1)『REVELATION』とアップテンポなナンバーで駆け抜ける。(※注1:abnormalityの最初のaはアットマーク)
「IN THE STORMツアーから息をつく暇もなく始まったRoar to Dawnツアーですが、1年半ぐらい前コロナ禍になった時、ライブさえできなくなってしまいました。みんながレギュレーションを守ってくれているおかげで、本来奪われたはずの日常を取り戻して一本も欠けずにここまで来れました。日常をありがとう。」と日常を取り戻しつつあること、そして一緒にライブを作り上げてくれているファンへ感謝の気持ちを伝えた。
『Royz SUMMER ONEMAN TOUR「Roar to Dawn」』ファイナル公演の様子 Photo by KEIKO TANABE 画像 4/6
『Royz SUMMER ONEMAN TOUR「Roar to Dawn」』ファイナル公演の様子 Photo by KEIKO TANABE 画像 5/6
ステージが暗転し雨の映像が静かに流れ、『I AM WHAT I AM』のエモーショナルなボーカルワークで魅せる。
ボーカルにライトが照らされ、続く『夢華火』は切ない歌声でしっとりと歌い上げていた。
曲とホタルや花火の映像が相まって、夏の終わりを感じさせられる瞬間だ。
さらにメロウなナンバー『midnight memory』で、オーディエンスはRoyzスティックを振りつつじっくりと聴き入っていた。
「セットリストね、ちょっと悩んだんやけど今のコロナ禍であんまり夏らしいことできひんかったやろ?夏祭りとかもなかったし。せめて歌で夏っぽくということで、『夢華火』を夏の締めくくりにチョイスさせていただきました。今日のこのライブが2021年夏の締めくくりだと思ってますんで、バッチリ終わらせましょう。」と、重厚なサウンドの『IGNITE』から『Emotions』でグルーヴを生み出し『0』で畳みかける。
『AFTER LIFE』では心地よいハイトーンを響かせ、本編ラストの『IN THE STORM』へ。
「どれだけ時間がかかろうと、お前らと一緒なら踏ん張れそうな気がする!ありがとう中野!Royzでした!ありがとうございました!」とメンバーがステージを去り、告知映像が流れる。
『Royz SUMMER ONEMAN TOUR「Roar to Dawn」』ファイナル公演の様子 Photo by KEIKO TANABE 画像 6/6
アンコールでは、メンバー1人1人がツアーの思い出や感想を述べる。
「さっき昴も言っていたように、本当に無事にできて良かったです。ありがとうございます。ビジョンで流れたように次が決まっていることが本当に嬉しいことだと思うし、このツアーを越えるツアーに次もしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。」と、智也は次のツアーがあることへの嬉しさを噛み締めつつ、ツアー中に事務所のスタッフの実家へメンバーで泊まりに行った思い出も語った。
公大は「沢山ありすぎて話すと長くなるので短めにしゃべります。とても自分自身強くなれたツアーでしたし、この気持ちで次のツアーをまわれるのがすごく楽しみです。まだ今日は終わっていませんので、アンコールのほうも引き続きよろしくお願いします。楽しかったです。」と、自身もさらに成長できたツアーだったと振り返る。
