2021.09.05 公開
オメでたい頭でなにより、バンド結成5周年ワンマンライブ開催

写真:ゆうと。  画像 1/8

バンド結成5周年ワンマンライブ『5周年だョ!全員集合』が行われた8月29日・東京 USEN STUDIO COASTに集まったオメっ子(ファンの呼称)の間には、ウキウキした祝福ムードが漂っていた。オフィシャル抽選先行限定で販売されたコンボチケットを購入した人々は、本編スタートより1時間早く入場。今年の4月から7月にかけて全国を巡った『オメでたい頭でなにより ワンマンツアー2021〜今 いくね くるね Ⅱ TURBO〜』にも登場したバンド「お目出たズ」のオープニングアクトを楽しんだ。まずはその様子からレポートする。

【写真】結成5周年ワンマンライブを開催したオメでたい頭でなにより(8枚)


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オメでたい頭でなによりのコピーバンド歴15年」という華々しい経歴を誇り、「片手ピースがトレードマーク」であるお目出たズのメンバーたちは、「IMITATION BLACK」をSEに登場。両目がギョロリと飛び出しているものの、全員の風貌がオメでたい頭でなによりのメンバーたちとどことなく似ているのは、コピーバンド歴15年である彼らの同バンドに対する並々ならぬリスペクトを窺わせた。324似の男(Vo)、赤飯似の男(G)、ミト充似の男(G)、ぽにきんぐだむ似の男(B)、mao似の男(Dr)……なんとなくパートを入れ替えたオメでたのようにも感じる瞬間があったが、おそらく気のせいだったのだと思う。

「俺たちがお目出たズです! 今日は僕たちがオープニングアクトを務めさせていただくことになりました。そんな光栄な、記念すべき日にぶち上るのにふさわしい1曲目を用意してきたので、聴いてもらっていいですか?」――324似のボーカルがオメっ子たちに呼びかけてスタートしたのは海援隊のカバー「贈る言葉」。メンバー各々がソロで歌う場面も交えつつ、会場内を生温かいムードで包んでいった。その後、ドラムが刻み始めたリズムに合わせて赤飯似の男が奏でた印象的なギターリフ。[Alexandoros]の「ワタリドリ」の演奏が始まるのかと思ったのだが……「そんなの予定になかっただろ!」と制止する324似のボーカル。それでも再びドラムがリズムを刻み始めて「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」が唐突に始まってしまい、もはや何が何だかわからない混沌状態が加速していく。しかし、メンバー内でテンポ良く重ねるボケとツッコミが、オメっ子たちをどんどん和ませていた。

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そして、途中で意表を突く発表もあった。なんとお目出たズのメジャーデビューが決定したというのだ。「9/29 メジャーデビュー決定!」と書かれた紙がクス玉の中から勢いよく垂れ下がるべきなのに、丸まったまま全然開かない……というトラブルがあったものの、どうにかこうにかメジャーデビューが発表されると、オメっ子たちは拍手で祝福。早速披露されたメジャーデビュー曲のタイトルは「メジャーデビュー曲」。このふざけたタイトルには、オメでたのメジャーデビュー曲が「鯛獲る」だったことに対するリスペクトが込められているのだろう。そんな彼らのオープニングアクトは、オメでたのカバー「オメでたい頭でなにより」で締め括られた。「まだ半人前なのでシングルピースをもらっていいですか?」という324似のボーカルの呼びかけに応えて、ピースサインを掲げたオメっ子たち。様々な小ネタの連発で楽しませてくれたオープニングアクトであった。

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