少女歌劇団ミモザーヌが8月17日、夏公演「Romance~恋するように~」を、東京・なかのZERO 小ホールで開いた。約2時間のステージでは、『ミモザのように』など20曲を披露。本格始動後初めてとなった有観客ライブに、1期生のいわむらゆきねは「コロナ禍で稽古ができなかったり、舞台が延期になってしまったり。不安なこともたくさんありました。みんなで励まし合ってそれを乗り越えて、ここに立つことができました。まだまだこれからの私たち。みなさんどうぞ見守ってください」と呼びかけていた。
【写真】総勢27名で東京公演を開催した少女歌劇団ミモザーヌ(16枚)
客席に入ると、オルゴール曲『ミモザのように』がファンを出迎えた。パンフレットをめくるなど、思い思いに時間を過ごす観客席に、緞帳が下りた舞台の裏側から「えいえいおー!」と気合いをいれる少女たちの声が響いた。
少女歌劇団ミモザーヌ(※提供写真) 画像 2/16
少女歌劇団ミモザーヌ(※提供写真) 画像 3/16
ブザーとともに幕開けしたステージ。「カモン、ベイビー」の呼びかけと共に、真っ赤なドレスに身を包んだきくたまこと、すずきみあいムェンドワ、いまもりまなか、ゆきね、たかはしまおの5人が、踊りながら『Welcome in the Mood』を歌い始める。軽やかなリズムに、フロアのあちこちから手拍子が起こっていた。
最初のMCは、タキシードを着たもうりさくらと、ろれあが担当。日本語と英語で近況を話した。昨年12月に本格始動したグループは、今年2月に第1回公演「Begin〜始まりの歌〜」を開催。以降、新型コロナウイルスの影響で、リモートでレッスンを続けていたといい、さくらは「何回もくじけそうになりました。でも、そのたびに、舞台に立てる日が来ると信じて励んできました」と苦労を振り返っていた。
ろれあが「今日の公演のテーマは『Romance』です。どんなワクワクが待っているのでしょうか」と続けると、赤とピンク色に点滅した舞台に、ポニーテール姿のたぐちえみるら7人が飛び出してきた。始まった「ロックンロールパーティ」では、膨らんだスカートをひらめかせながら、会場を魅了していく。曲の最期には「サンキュー!!」と中央で叫び、決めて見せた。