7月11日、新浜レオンが自身の単独コンサートとしては約2年ぶりとなる「新浜レオン ハイブリッドコンサート『君との時間』」を開催した。

「新浜レオン ハイブリッドコンサート『君との時間』」の様子（※提供写真）
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初の生バンドによるコンサートは、新浜レオンの目を見張るほどの成長に誰しも驚きを隠せない心に残るステージとなった。
ブルーノート東京でホストを務めたギタリスト増崎孝司が今回はバンドマスターとして編成されたこの日のためのバンドチームは熟練の増崎以外、Dr:伊吹文裕、Ba:森光奏太、Key:和久井沙良とすべて25歳の新浜と同世代の新進気鋭のミュージシャン達で構成されている。そのフレッシュながらも卓越した演奏は、オープニングから早くも炸裂していた。バンドメンバーによる心地よいSEの中登場したのは、新曲のために作られた白のパンタロンスーツに身を包んだ新浜。1曲目から早くも新曲「ダメ ダメ…」を披露し、会場を一気にあおっていった。続く2曲目はセカンドシングル「君を求めて」のカップリング曲「佐原の町並み」。バンド演奏ならではの軽快なリズムが心地いい。自身の曲で盛り上がっている会場に新浜は、「会いたかった...会いたかったです。今、皆さんの前で歌える幸せにただただ感動しています。皆さんに少しでもエールを送れるように心を込めて“一曲入魂”で届けていきたいと思います」と語りかけた。

「新浜レオン ハイブリッドコンサート『君との時間』」の様子（※提供写真）
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続く3曲は新浜がデビュー前から憧れ続けている新御三家のカバー3曲。TVで披露されて大好評だった西城秀樹の「ギャランドゥ」は情熱的な激しい振り付けも相まって、一気に会場をヒートアップさせていく。続く楽曲は自身初披露となる郷ひろみ「セクシー・ユー(モンロー・ウォーク) 」。独特のステップとターンが冴え渡り、曲名通りセクシーな魅力がほとばしり、大人びた新浜のステージに会場は釘付けとなっていった。そしてこのコーナーの最後は野口五郎の「甘い生活」。伸びやかな歌声がときに切なく響き、会場はその歌声に酔いしれた。シックな白のジャケットと黒のパンススタイルに着替えた新浜が次に披露したのは、こちらも初披露となるテレサ・テンの「つぐない」と安全地帯の「ワインレッドの心」。切ないアジアドラマを思い起こさせるようなドラマチックなアレンジが効いた「つぐない」、そしてボサノヴァ調の軽やかながらも雰囲気満点の「ワインレッドの心」も、新浜の新たな魅力を見せつけた。

そして、続くコーナーは自身が今回一番緊張すると語っていた尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」の弾き語りだ。印象的なイントロから一音一音噛みしめるように演奏するメロディー、そして語りかけるような柔らかな歌声。そのふたつが相まって、会場はこの日一番の大きな感動に包まれ、配信視聴者からも「涙が止まらない...」「最幸〜」「号泣…。」などのコメントが相次いだ。
続いて、ギタリスト増崎孝司とのセッションで「見上げてごらん夜の星を」を、更にはバンドサウンドで軽快な「上を向いて歩こう」、そして壮大なバラード2曲「心奪って」「さよならを決めたのなら」を披露。新浜の情感溢れるバラード歌唱は見る人の心を揺さぶっていく。本編最後は新浜ステージの定番となった「また逢う日まで」そしてセカンドシングル「君を求めて」で最後まで盛り上げ続けた。

「新浜レオン ハイブリッドコンサート『君との時間』」の様子（※提供写真）
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アンコールに入るとサプライズスペシャルゲストが登場。NHK「うたコン」でのカバー歌唱で話題を呼びサードシングルにカップリングとして収録もされていた「メモリーグラス」を歌っている堀江淳だ。「うたコン」での歌唱を偶然TVで見たという堀江は今回の「メモリーグラス」が収録されていたCDを自身でネット購入したといい、会場を沸かせた。その後ふたりが披露したのはもちろん「メモリーグラス」。美しいコーラスもあり、妖艶な魅力溢れるサウンドはこの日だけの特別なステージに華を添えた。最後は自身のデビュー曲「離さない　離さない」、オーラスは最新曲「ダメ ダメ…」で締めくくられた。

この日を待ちわびたファンの大きな拍手に包まれた新浜は、最後の最後まで感謝の気持ちを込めた歌とメッセージを届けていった。
このコンサートのネット視聴チケットはこの後も販売され、アーカイブは7月18日（日）23:59まで見ることができるという。勢いにのる新浜レオンの“今”のステージを、ネット視聴で何度も目に焼き付けてほしい。
9月22日には両A面シングル「ダメ ダメ…／さよならを決めたのなら」の「れおすけ盤」「たそがレオン盤」もそれぞれリリースされる。それぞれ異なる収録曲、ジャケット、特典となるので、こちらにも期待が高まっている。