BLUE ENCOUNT(※提供写真) 画像 5/16
BLUE ENCOUNT(※提供写真) 画像 6/16
江口 「『VOLCANO DANCE』はつくった時から『ライブで披露したら絶対カッコよくなる曲だろうな』と思っていて、 セットリスト的にも一番盛り上がる終盤のブロックに持ってきたので、 演奏していても楽しかったです。 コロナ以前だと、 例えばモッシュやダイブの量がライブの盛り上がりの指針の一つだったのが、 この環境になって、 『それ以外でいかにお客さんが楽しんでいるか?』によってバンドの力量が問われるようになっていて。 そんな中、 お客さんと僕らのコミュニケーションが上手く取れたし、 マスク越しでも伝わってくる感情があるんだな、 と。 それが分かったのが今回のライブの新たな発見でした」
曲間を繋ぐMCというよりも、 語りの中に曲が配置されているかのような、 言葉と音楽がなだらかに繋がる一連の流れ。 田邊は観客に「あなた」と呼び掛け、 あくまでも一対一として切々と想いを語っていく。 涙ぐむファンの姿も多々。 絶大な共感力が熱量を生んでいた。
田邊 「僕は真っ向から自分の不安を露呈するタイプなので、 上から言うことをしたくないし、 諭したくもない。 『俺はこういうことで今シンドイ。 だからそれについて今考えてるんだけど、 どう思う?』ということなんです。 この1、 2年は特に、 そういう感覚でしゃべることが増えた気がしますね」
BLUE ENCOUNT(※提供写真) 画像 8/16
BLUE ENCOUNT(※提供写真) 画像 9/16
横浜アリーナとはいえ、 「あくまでライブハウスの感覚でセットリストをつくった」と田邊。 <俺らの生きがいはコレだよ>という歌詞が状況にピッタリで大いに盛り上がった「ミュージック」は、 辻村の意見で追加されたという。
辻村 「田邊には『ここでこういうことを言いたい』という想いがあって、 主に決めてくれるんですけど、 パズル(のピース)がハマッていないこともあるんですよ。 その時にはみんなで『じゃあこの曲は?』と意見を出しながら決めています。 『ミュージック』は久々に披露したんですが、 僕らとしてはやりやすい曲だし、 (コロナ禍の制約で)『どうやって楽しんでいいかとか分からない』という中、 お客さんもこの曲ならちゃんとついてきてくれるだろう、 というところで選びました」
