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MCでは歓声の代わりに懸命にペンライトを振る8号車を見て、ユーキも「目でわかるからいいね」と満足げ。自己紹介の口上でも録音音声との掛け合いで、いつも通りに8号車との共同作業を果たしつつ、久しぶりに髪を切って男前度を上げたタカシに「似合ってる!」と囃し立てたりと、客席のぶんまでメンバー同士で茶々を入れ合い、仲の良さを証明してくれたのは嬉しい誤算だ。さらに横浜公演では、ぴあアリーナMMが昨春のツアーで立つ予定の場所であったことに触れ、横浜出身のカイが「1年越しでやっと会えたよ!」と喜びをあふれさせる一幕も。神戸での単独公演も3年ぶりで、CDデビュー9周年記念日の6月10日には「この神戸ワールド記念ホールは超特急にとって思い出の場所。久しぶりに関西でライブできてホンマに良かった」と大阪出身のタカシが誠実に語った。
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舞台にせり上がった女性マネキンに仕込まれたカメラに、それぞれが薔薇を捧げる甘い表情がLEDモニターに大映しされた「Pretty Girl」、伸びやかなボーカルを聴かせるタカシを中心に全員で笑顔を見せる「up to you」とハッピーな空気を振りまいたあとは、全員で踊れるメドレーがスタート。ドラマ主題歌に抜擢されて“いきものダンス”が話題になった「My Buddy」に、タイトル通りクラップが湧く「Clap Our Hands!」、敬礼ポーズで飛び跳ねる「POLICEMAN」、ペンライトを立てて回す振りがおなじみの「No.1」。そして無表情で整然と踊る様がシュールなパラパラ曲「PUMP ME UP」まで、多彩な曲調で多彩なダンスを繰り出す構成は、声ではなく身体で楽しむことが重要な現状を踏まえてのものだろう。
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さらに、舞台裏から8号車を誘うメンバーの姿をモニターに映した「Summer love」では、そのままステージ上の扉が開いてサングラスを掛けた5人が飛び出してくるというトリッキーな仕掛けで、来るべき夏への期待を喚起。続いて、横浜では灼熱の「Make it hot!」で“オレ!”と決めてラテンのムードを醸し、神戸の「浮つきWAVES」ではカメラにウォーターガンを発射して、「せっかく来てくれたみんなに夏を先取りしてもらいたかった」という総合演出・ユーキの想いをしっかりと叶えてみせた。一連の演出には、配信ライブの経験も随所に活かされており、よりブラッシュアップしたライブ構成となっていたのも嬉しい。
ちなみにメンバーカラーのチェック柄スーツから始まった今回の衣装4種は、すべてタクヤのプロデュースによるもの。また、夏パートでのピンクシャツに散りばめられた『Hoopla!』のツアーロゴはカイのデザインで、リーダーのリョウガは「衣装が良い!」と力を込めた。
