2021.06.09 公開
GARNiDELiA・MARiA、デビュー後初のソロライブで草野華余子、TAKUYA、本間昭光、清水信之など豪華クリエイター陣を迎えた一夜限りの豪華な共演!

MARiA(※提供写真)  画像 1/10

4曲歌い終えるとステージにはバーカウンターが設置され、MCへと突入。MARiAはライブハウス公演が17ヶ月ぶりであることを告げ、「歌い始めて18年くらい、今まで以上に歌にフォーカスを当てて作ったソロアルバムのライブ、私のいろんな歌を余すことなく、隅々まで味わって帰ってください」とオーディエンスに挨拶した。続いて、この日ならではのコラボゲストとして草野華余子をステージに招き入れる。2人はGARNiDELiAデビュー前にとある打ち上げで初めて出会い、「いつか曲書かせてね?」と話したことを回想し、「義理堅く覚えていてくれて。そうしたら、とんでもないやつ(=難しい曲)が来ちゃって(笑)、愛の挑戦状だと思って受け取りました!」などとアルバム制作エピソードを明かした。

いつまでも続きそうなトークをひとまず区切ると、MARiAはアコギを抱えた草野とともに、草野の楽曲「おわりものがたり」と草野提供曲「おろかものがたり」を歌唱。アッパーで激しいバンドサウンドに乗せて、2人は交互に力強い歌を響かせる。2人の歌声の相性は抜群で、そのハーモニーが生み出すグルーヴは唯一無二のもの。ずっとこの共演をたのしんでいたいと思わずにはいられない、そんな最高のパフォーマンスを堪能することができた。

GARNiDELiA・MARiA、デビュー後初のソロライブで草野華余子、TAKUYA、本間昭光、清水信之など豪華クリエイター陣を迎えた一夜限りの豪華な共演!草野華余子(※提供写真)  画像 4/10

バンドメンバーによるアップテンポのインストセッションを経て、続いてステージに現れたのはこの日2人目のコラボゲストTAKUYA。ステージ後方から登場したTAKUYAは彼らしい激しいギタープレイを奏でたあと、耳馴染みのあるギターフレーズを弾き始める。これに気付いたオーディエンスからは盛大な拍手が湧き起こり、続いて白基調から黒基調のドレスに着替えたMARiAが加わり、JUDY AND MARYの名曲「そばかす」を披露。この日ならではのサプライズ選曲に、客席の熱気はさらにヒートアップ。さらに、JUDY AND MARYの代表曲のひとつ「Over Drive」もカバーされ、会場はこの日何度目かのクライマックスへと到達する。MARiAの歌うこれらの楽曲からは、ソロアルバムのテイストともGARNiDELiAでの歌唱とも異なる魅力が伝わり、彼女のソロ活動が今後さらに幅広いものへと拡大していくのではと予感させられた。

そして、アルバム『うたものがたり』に収録されたTAKUYA提供楽曲「キスをしてみようか」も飛び出す。前2曲の勢いを引き継ぐこのハードなロックチューンでは、曲中ではアルバムには含まれていないTAKUYAのコーラスも加わり、まるで新たなロックバンドのライブを目撃しているかのような錯覚に陥った。それほど、この日の彼らのパフォーマンスは息がぴったりだったのだ。

GARNiDELiA・MARiA、デビュー後初のソロライブで草野華余子、TAKUYA、本間昭光、清水信之など豪華クリエイター陣を迎えた一夜限りの豪華な共演!TAKUYA(※提供写真)  画像 5/10

2組の熱いコラボパートを終えると、ダンサブルなSEに乗せてダンサーたちが思い思いのパフォーマンスを披露していく。さらに、街の喧騒と日々の会話が場内に鳴り響き、その流れを汲むように「あー、今日もまた」でライブ再開。アルバムアートワークの衣装に着替えたMARiAは、会社員風衣装を着用したダンサーたちとともに、ゆったりしたテンポ感と柔らかな歌声で会場を温かく包み込む。「光」でもその傾向は続き、マイナーキーの楽曲が続いた序盤とは異なるメジャーキーのポップチューンで多幸感を強めていった。

GARNiDELiA・MARiA、デビュー後初のソロライブで草野華余子、TAKUYA、本間昭光、清水信之など豪華クリエイター陣を迎えた一夜限りの豪華な共演!清水信之(※提供写真)  画像 6/10

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