藤川千愛が自身の誕生日となる6月6日に配信ライブ『藤川千愛 Birthday Streaming Live』を行った。全16曲をパフォーマンスしたライブでは、約3週間後のTSUTAYA O-EASTでの有観客ワンマンライブ発表やVaundyへのコラボレーションのラブコールなど、藤川の今とこれからを感じさせるパフォーマンスが繰り広げられた。
『藤川千愛 Birthday Streaming Live』Photo by 石原汰一 画像 2/13
『藤川千愛 Birthday Streaming Live』Photo by 石原汰一 画像 3/13
『藤川千愛 Birthday Streaming Live』Photo by 石原汰一 画像 4/13
配信が開始されると映し出されたのは、アットホームなムードに包まれたコンパクトなライブセットとそこに既にスタンバイしたバンドの姿。フロントに立つ藤川はトレードマークとなる古着の柄シャツに柔らかな素材のフレアパンツという肩肘張らないいで立ちでオーディエンスの前に登場した。オープニングチューン『四畳半戦争』のハードなサウンドが鳴り響くが、そこにライドする藤川はかつてなくリラックスしたムード。ハンドマイクに緩やかな身振りを交えてビートに応えながら、伸びやかなヴォーカルを聴かせていく。
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『藤川千愛 Birthday Streaming Live』Photo by 石原汰一 画像 6/13
『藤川千愛 Birthday Streaming Live』Photo by 石原汰一 画像 7/13
1曲を終えた藤川はこの夜最初のMCに。「本日6月6日で26歳になりました。この1年は本当に予想外で、私の25歳も予想していた1年とは何もかもが違い、歌手として辛い1年でした。26歳はその分も取り返すつもりで、楽しんで、楽しんで、楽しんで、皆にたくさん良いお知らせができたらいいなと思っているので、楽しみに待っていて」と思いを語ると、ドラマ「にぶんのいち夫婦(テレビ東京系)」のオープニングテーマとしてリリースされた『片っぽのピアス』をライブ初披露。累計150万部を誇るWEBマンガを原作にし、各所から注目集まる同ドラマは地上波で6月2日に放送開始したばかり。タイムリーでホットな選曲だが、そのメロディを藤川はリラックスした様子で、けれども着実な息遣いで歌い上げる。その後も『ライカ』『誰も知らない』もメロディックなR&Bを歌い重ね、心地よりグルーヴをオーディエンスの下へと発信していく。
序盤を終えた藤川はMCで『片っぽのピアス』のMVについて紹介。チャンネル登録者数75万人を超える人気YouTuberこばしり。とYouTuberグループ・真夜中の12時のメンバーである相馬理が登場するビデオについて、出身地である岡山の方言も交えてカメラに語り掛ける彼女。その表情には、これまでの彼女が漂わせていた焦燥感や緊張感が消え、彼女が新たな展開の局面を迎えつつあることを意識させた。その後のセットリストでは『べつにいいけど』『神頼み』に続き、『愛はヘッドフォンから』でトレードマークとなるギブソン・レスポールを抱えてロックサイドへとスイッチ、バンドはドライブ感を強めていく。
