5月2日(日)から5日(水・祝)の4日間、千葉市蘇我スポーツ公園にてGW最大規模の音楽フェス「rockin’on presents JAPAN JAM 2021」が開催された。本記事では最終日となった5月5日、SKY STAGEに登場したUVERworldのライブレポートをお送りする。
【写真】JAPAN JAM 2021で観客とステージを作り上げたUVERworld(7枚)
最初にステージに登場したのは真太郎(Dr.)。ひとりでステージ中央にセットされたドラムを叩き、自然に手拍子をしたくなるようなリズムで会場中を鼓舞する。ドラムソロが響く中、他メンバーもステージに現れ、TAKUYA∞(Vo&Programming)が飛び出すように『Making it Drive』を歌い出す。黒いハットをかぶり、両手にマイクを握り歌詞を噛みしめるようにシャウトするTAKUYA∞。2曲目は繊細なイントロから始まる『stay on』だ。間奏では誠果(Sax&Manipulator)のサックスが鳴り響き、信人(Ba.)がポジションを移動しパーカッションを叩く。
UVERworld<JAPAN JAM 2021>(※提供写真) 画像 2/7
UVERworld<JAPAN JAM 2021>(※提供写真) 画像 3/7
「今日は特殊なアプリでみんなの声をもらってUPしてきました。この曲にはみんなの声が必要だから!」。『IMPACT』では、コロナ禍で声を出せない会場に、かつてのライブで収録された観客の声が響くという奇跡のような瞬間が訪れた。「いいねぇ。いつもどおり行こうぜJAPAN JAM!」「中心は今立つこの場所。雨が降っていようが、俺たちはできる範囲で最高の思い出を作っていくぜ」。『IMPACT』の歌詞を引用して、TAKUYA∞は今の心境を伝えた。
ボコーダーマイクを通したボーカルから始まったのは『ODD FUTURE』。TAKUYA∞のアクションに合わせてオーディエンスが一斉に飛び跳ねる。「制限なんか何もないかのように楽しんでくれ!後ろもいい感じだよ。おまえら行こうぜ!」曲のラストでTAKUYA∞がシャウトすると会場中に拍手が沸き起こった。
UVERworld<JAPAN JAM 2021>(※提供写真) 画像 4/7
UVERworld<JAPAN JAM 2021>(※提供写真) 画像 5/7
「雨が降ってたって、晴れてたって、不満を言うやつは言うんだ。でもカッコいいやつはどんな状況でも、やれる範囲で最高のことをやっていくんだ」そんなメッセージで始まったのは『PRAYING RUN』。歌詞に寄り添うように誠果のサックスが鳴り響き、声を出せない状況下「心で歌って!」と、TAKUYA∞がオーディエンスの気持ちを後押しする。ライブとは、ステージ上とオーディエンスが支え合ってこそ成り立つのだということを改めて感じさせてくれる瞬間だ。