そんなメンバーの想いが詰まった次曲『夜明けの流星群』は、HARUNAとMAMIの歌声がキュンと心に響くハートフルなロックナンバー。さらに続く『Departure』は、作詞作曲をMAMIが手掛けた少し切なさが漂う楽曲を声高らかに歌い上げていく。そしてここからは一変、ドラムの合図から一気に疾走感のあるロックナンバー『会わないつもりの、元気でね』で攻めていく。オーディエンスのテンションをグッと高めたところで魅せてくれたのが、彼女たちのキラーチューンともいうべき『瞬間センチメンタル』。思わず口ずさみたくなるキャッチーなメロディーに大きな手拍子で場内が大いに盛り上がった。
「ちょっと、マジ今日サイコー!私達のアーカイブいかがでしたでしょうか?こんな感じで15年やっております。もうね、ステージから見ると皆の手の揃い方がすごい!日本の宝だと思うよ!フェスはやらなきゃダメだ!」嬉しそうにHARUNAが叫ぶと、あらためてJAPAN JAMに来てくれたオーディエンスに感謝の言葉として、不安を抱えながらも好きなアーティストの歌を聴きに来てくれたことを全肯定したいと伝えた。「今日はありがたいことにトリでございます。今日は嬉しいと最高しか言ってないです。思い切り暴れてください!よろしく!」日も落ちてきた夕暮れを背に流れ出したのは、フジテレビ系TVアニメ・ゲゲゲの鬼太郎エンディングソングに起用された『A.M.D.K.J.』。そしてそこから続く楽曲は、SCANDAL初のドラマ主題歌となった『Tonight』と、どちらも彼女たちを代表するナンバーを披露した。
SCANDAL<JAPAN JAM 2021>(※提供写真) 画像 6/7
いよいよ終わりに近づいてきた頃、ひと息ついてHARUNAが言葉にした楽曲は、今年3月3日(水)に25thシングルとしてリリースされた『eternal』。幻想的なイントロから始まるバラードに、オーディエンスもゆっくりと体を揺らしながらリズムをとっていく。最後は「思いっきり踊って帰ろうぜ!」と叫ぶHARUNAの掛け声に合わせて流れ出した『SCANDAL BABY』。MAMIとTOMOMIがHARUNAに歩み寄り、肩を寄せ合う貴重な3ショットも見せてくれた。
結成15周年という節目を迎え、今年6月にはアニバーサリー第2弾シングル「アイボリー」のリリース、そして8月にはワンマンライブ・SCANDAL 15th ANNIVERSARY LIVE『INVITATION』控えているSCANDAL。今後ますますの活躍を見逃せない。
SCANDAL<JAPAN JAM 2021>(※提供写真) 画像 7/7
JAPAN JAM 2021
5/4 SUNSET STAGE
SCANDALセットリスト:
SE
M1:セラミックブルー
M2:テイクミーアウト
M3:夜明けの流星群
M4:Departure
M5:会わないつもりの、元気でね
M6:瞬間センチメンタル
M7:A.M.D.K.J.
M8:Tonight
M9:eternal
M10:SCANDAL BABY