KEISEI:基本はAメロから順番に録っていくんですよ。やっぱりマイクリレーが大事だと思うので、前の人が歌ったニュアンスを感じながら繋いでいった方が1曲としての完成度やまとまりが高まりますね。歌って年を重ねていくと味が出てくるんですが、作品を重視するという意味では、歌詞の世界観を忠実に構成しないといけない。若い3人の歌を聴いて「自分のビブラート深いな」と思って少し浅くしたのを覚えています。
本来はトラック、メロディ、歌詞がある中で、経験とともに歌い方が自由になっていくんですけど、作品を重視するから引き締めて歌わないといけないなと毎回感じていますね。そこのバランスを見ながら、引き出しを増やせるのがシンガーとしては理想です。
TAKA:僕も「2words」の声の質感について若い3人に影響されたと思ってます。自分は力強さを出しがちなボーカリストなんですよ。でも曲の雰囲気的にはフレッシュや若さという点で、前半の3人に寄り添った方がいいなと。らしさを出したのは自分が歌ったBメロの後半部分だけで、他の部分は新しい自分の声を引き出してもらった気がします。
ーーMVでは宇原さん、杉山さん、比嘉さんの演技シーンが新鮮でした。これについても教えてください。
杉山:雄飛は彼女と幸せだった時間を表現していて、涼樹は上手くいってないけどデートは重ねているという“難しい時期”のシーン。僕は別れを告げられて絶対振り向かないという場面なんですけど、表情も今までのMVでは見れなかったものなので、見どころだと思います。
比嘉:セリフがないので難しかったですね。早朝6時の撮影があって、「朝から難しい気持ちになりますね」と制作スタッフの方と話していました(笑)。
ーー「2words」をライブやオンラインでパフォーマンスしてほしいというファンは多いと思いますが、ご予定はありますか?
TAKA:4月23日に開催される「TikTok春の歌うま」アーティストコンサートへの出演が決定しています。
