Psycho le Cému(C)photo by Sayaka Aoki 画像 3/15
Psycho le Cému(C)photo by Sayaka Aoki 画像 4/15
「あきらめないで 僕らはそばにいるから」と歌うこの曲こそが、今の彼らとファンをつないでいる。その歌からは、DAISHIの心からの願いがひしひしと伝わってくるように感じられた。「始めようか~!」というDAISHIの高らかな声を合図に、会場を満たす空気が動き出す。笑顔を振りまくYURAサマを筆頭に、5人はキラキラと光り輝いていた。ファンを目の前にしてこそ、アーティストは本来持っている輝きをすべて放てるのかもしれない。そう思わせるほど眩しい光景だった。
新宿BLAZEで、久しぶりにファンの前に現れたときは緊張感も感じられたが、この日は本領発揮といわんばかりに、そのまま「LOVE IS DEAD」へとなだれ込む。観客席は動き回れず、声が出せなくても、ステージ同様にそれをものともせず頭を振り乱す。「Mind Core」では、さらに曲に合わせてノリを体で楽しむ。
最初のMCでDAISHIは、暗い闇の中にいましたとこれまでを振り返り、「今夜一緒に旅立とうぜ」と声をあげた。光り輝くステージから、心も体も弾むようなビートが届けられる。「輝きの中へ…」のタイトルどおりの世界。白く光を放つ照明がメンバーを照らす。神殿の柱を模したように布を配したシンプルな背景に、この日のライヴは美しく、動きのある照明が映えた。特にドット状のライトを一直線に並べて吊り下げ、上下左右に動かしながらさまざまな色、形を描き出す演出は、視線を引きつけ、曲ごとに多彩な景色を作り出していた。
Psycho le Cému(C)photo by Sayaka Aoki 画像 5/15