そして彼らの毎回のライブで目玉となっているのがパフォーマーコーナー。ツアー当時にも大盛り上がりポイントだった「DANCE TRACK」では、ドープなヒップホップに乗せて独特の世界観を作り上げていく瀬口黎弥、長い手足を駆使して流麗なダンスで魅せる澤本夏輝、スムースなR&Bでセクシーな表情を見せる木村慧人、敬愛するマンガやアニメの世界観を取り入れコミカルさでも沸かせる世界……などなど、個性溢れるパフォーマンスを展開。
同ブロックのラストは、夢を追うすべての人にエールを贈るために制作された楽曲「Turn Back Time」。コメント欄には、デビュー前に急逝したパフォーマー・中尾翔太をイメージしたたくさんのひまわりの絵文字が“咲いて”いたのも印象的だった。
FANTASTICS from EXILE TRIBE(※提供写真) 画像 4/6
続いてのブロックは、FANTASTICS楽曲とメンバーがやってみたいことを組み合わせて披露する「FANTASTIC SLOT」。モノトーンの衣装に着替えた八木、中島のボーカル組が、レパートリーの中でもぐっとシックな「Hey, darlin'」をアコースティックVer.で歌い上げる。「Tumbling Dice」の“ノーカットショー”は全編モノクロ映像で構成。アッパーなリズムに合わせヘドバンを交えるなど激しいパフォーマンスはもちろん、色の情報がない中でも画面から滲み出るような彼らの色気にコメント欄がかなりざわめいていた。
そして美しいバラード「The Only One」は、ステージの床やスクリーンに水面の映像が映し出される“アクアビジョンVer.”で披露。初めてメンバー全員が揃った形でのパフォーマンスとなった同曲はなんとも幻想的な雰囲気で、「ファンタ水族館」というコメントも言いえて妙だった。